新NISAの利用意向、60代シニアが30%、20代会社員が45%
続けて、同じユーザーに対して「現在NISAの口座はお持ちですか?」と質問したところ、「はい、持っています」は60代シニアが30.5%(61人)、20代会社員が45.5%(91人)、「いいえ、持っていません」は60代シニアが69.5%(139人)、20代会社員が54.5%(109人)という結果になっている。
60代シニアのNISA口座所有率3割に対して、20代会社員は5割近い所有率で、非常に高い数値を示した。続けて「2024年から施行される新NISA。使いたいと思いますか?」と質問したところ、「はい、使う予定です」は60代シニアが14.0%(28人)、20代会社員が29.5%(59人)、「はい、使う予定です」は60代シニアが12.0%(24人)、20代会社員が20.0%(40人)、「いいえ、使いません」は60代シニアが33.0%(66人)、20代会社員が19.5%(39人)、「分からない」は60代シニアが41.0%(82人)、20代会社員が31.0%(62人)という結果が得られた。
NISA口座を持っていて新NISAを始めようと考える割合は60代シニアよりも20代会社員の方が大きく、20代は現在の所有率が45%に対して59%の人は新NISAを始めようと考えていることがわかった。
一方で、60代シニアは現在の所有率が30%に対して26%と4ポイント減っており、新NISAに対する魅力を感じてないのではと考えられる。「シニアは、20代に比べて「これから資産を増やせるわけがない」と感じているのかもしれない。
リスクを冒してまで投資すべきではない〜60代シニアの方が21ポイント高く
最後に続けて、同じユーザーに対して「投資にはリスクはつきものです。それでも投資はするべきだと思いますか?」と質問したところ、「はい、思います」は60代シニアが31.5%(63人)、20代会社員が43.5%(87人)、「いいえ、思いません」は60代シニアが40.0%(80人)、20代会社員が19.0%(38人)、「どちらでもない」は60代シニアが28.5%(57人)、20代会社員が37.5%(75人)という結果となった。
60代シニアの場合、「リスクを冒してまで投資すべきではない」という意識が20代会社員よりも21ポイント高く、そのギャップが新NISAへの意気込みに表れているかもしれない。
調査概要
調査期間/2023年8月16日から8月17日
調査対象/一都三県に在住、現役の20代会社員200人と60代のシニア200人、合計400人
調査方法/クロスマーケティング社のQiqumoを利用
構成/清水眞希