ホンダの英国現地法人であるホンダモーターヨーロッパ・リミテッドは、イタリア北部リグーリア州ジェノバで開催されている「ジェノバ国際ボートショー2023」(開催日:2023年9月21日~26日)において、ホンダ船外機初となるV型8気筒350馬力エンジンを搭載した大型船外機「BF350」を世界初公開した。同製品は欧州、北米や日本など、全世界で順次販売する予定としている。
このBF350は、新たに専用設計で開発したV型8気筒エンジンを搭載。最大出力はホンダ船外機最大の350馬力、排気量は4,952ccの力強い推進力を発揮するフラッグシップモデルとなる。
ホンダは、1964年の船外機市場参入以来、「水上を走るもの、水を汚すべからず」という創業者本田宗一郎の信念のもと、人と環境に優しい高品質な4ストロークエンジンにこだわり、業務用からレジャーまでさまざまな水上のニーズに対応する製品を届けてきた。特にホンダのエンジン技術を生かした、優れた燃費性能と耐久信頼性は市場で多くのユーザーに評価されている。
近頃、北米・欧州地域を中心に大型艇でのマリンレジャーのニーズが拡大していることから、これらの強みにさらに磨きをかけて進化させた大型船外機BF350を投入。BF350は、ホンダの新たなフラッグシップモデルとして高級感と高い走破性を両立し、操縦する人はもちろん、乗船する人全てにクルージングの喜びを提供することを目指している。
スタイリングは、ホンダ船外機共通のコンセプトである人や自然との一体感や、どんな舟艇のデザインにもマッチするシンプルかつクリーンなイメージを継承しながら、フラッグシップモデルにふさわしい上質感のあるフォルムに仕上げている。
また走行時だけでなく、係留・保管時の利便性も向上するさまざまな操船サポート機能を充実させ、さらにスムーズで快適な航行を実現する。
関連情報:https://www.honda.co.jp/marine/
構成/土屋嘉久