DIME MAGAZINE
赤ちゃんが生まれると、お宮参りや百日祝い（お食い初め）などのお祝いがあります。その中で〝お七夜〟はどのような行事かご存じでしょうか? お七夜のために準備しておくものもあるのでご紹介します。
〝お七夜〟っていつ行うの?
〝お七夜〟とは、子どもが生まれてから7日目に赤ちゃんの誕生を祝う行事です。お七夜までに、考えておいた名前を命名し、家族やお世話になった人たちで祝い膳を囲んでお祝いします。
ただし、出生届の提出は誕生から14日以内とされています（国外で出生した場合は3か月以内）。お七夜で必ず命名しなければいけないわけではありません。
お七夜は必ず生まれて7日目にしないといけないの？
子どもが生まれてから7日目までは、母子が退院したてのことも多く、健康上あまり好ましくない場合もあります。なので、必ず子どもが生まれて7日目の夜に行うというのではなく、落ち着いた時に祝うと良いとされています。
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お七夜では主に何を行う?
お七夜では、主に命名式、食事会、手形や足形をとったりすることも。その時に準備しておいた方がいいアイテムをご紹介します。
お七夜でのメインイベント〝命名式〟
赤ちゃんの名前を正式にお披露目する命名式は、お七夜のメインイベントのひとつ。なので、事前に赤ちゃんの命名書（奉書紙2枚。半紙、色紙などでも代用可能）を準備しておくと安心です。また、記入用に筆ペンや毛筆を準備しておきましょう。
命名書の書き方
命名書の書き方は様々あるようですが、ここでは「正統・伝統的」とされる書き方をご紹介します。また、命名書の記入は古くからの慣わしでは、父方の祖父母とされていますが、名付け親が書くという形でも良いとされています。
[①] 奉書紙（昔から命名書でよく使われる厚手の和紙）を横に2つ折りし、縦3等分に折り目をつけます。
[②]3等分にした用紙に、毛筆や筆ペンを使って以下のように記入します。
（右側）命名
（中央）右上にパパの名前と続柄（長男、次女など）、中央に赤ちゃんの名前を大きく、左下に赤ちゃんの生年月日を記入します
（左側）お七夜をする日付、パパとママの名前、この時、名付け親がいる場合も記入します
[③][①]の折り目に沿って、文字が内側へくるようにして3つ折りします。
[④]別の奉書紙に命名書をのせて、左・右・上・下の順番に命名書を、包みます。
[⑤]包んだ奉書紙の中央に「命名」と書きます。
伝統的な命名書の場合は、「三方」に乗せて神棚や床の間に飾るとされますが、現代では神棚や床の間のないご家庭もあるので、リビングの棚など、家の中の目立つ場所へ置くとよいようです。略式の場合は特にこだわる必要も無く、また、インテリアの一部として室内に数年飾るご家庭もあるようです。
お七夜の食事会ではどのような料理を準備する?
祝い膳などを用意して食事会をするのですが、産後間もないので外食よりも家で準備する方が安心かもしれません。この時お祝い膳のメニューの例として、赤飯、鯛の尾頭付き、天ぷら、刺し身、煮物などを加えた懐石料理などがあります。ただし、母子の健康が第一なので、型式にとらわれなくてもよいでしょう。
現代のお七夜では手形や足形を取ることも
お七夜では、赤ちゃんの手形や足形を取る場合が多く、もし行うなら、手形と足形を取るための色紙とインクや絵の具などを準備しておきましょう。
赤ちゃんは手足に力を入れていることも多く、なかなか手形や足形がきれいに取れないこともあります。そんな時のため、事前に赤ちゃんが寝ている間に行うという方も多いようです。
「ニューボーンフォト」で記念写真撮影はいかが?
赤ちゃんと家族がそろった機会に、記念写真を撮影するのも良いでしょう。スタジオアリスでは、生後から60日ごろまでの赤ちゃんを撮影する「ニューボーンフォト」を行っています。
元々は、欧米発祥の文化なのですが、寝顔や小さい手足など、このタイミングでしか撮影できない写真が撮れるので、日本でも話題を呼んでいます。
【エリア限定】ニューボーンフォト出張撮影
※データは2023年8月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
文/山田ナナ
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