コンタクトレンズの利用者は全国で1500~1800万人ともいわれ、国民の約10人に1人がコンタクトレンズを装着していることになる。
そこで一般社団法人健康長寿は全国の眼科医を対象に「コンタクトレンズのトラブル」に関する調査を実施。回答結果をグラフにまとめて発表した。
コンタクトレンズでのトラブルは年々増加傾向
最近のコンタクトレンズの利用に関するトラブルについて聞いた。
「最近のコンタクト装着に関するトラブル(相談件数)はどうですか?」と質問したところ、『かなり増えている(33.6%)』『増えている(42.2%)』と全体の75%以上が増えていると回答した。反対に、『減っている(4.2%)』と回答した医師は少数だった。
続いて、コンタクトレンズのトラブルに関して、年代別に相談件数を比較した。
「どの年代での相談件数が多いですか?」と質問したところ、『20代(41.9%)』と回答した医師が最も多く、次いで『30代(21.3%)』『10代(16.5%)』『40代(13.2%)』と続いている。
コンタクトレンズでのトラブル症状で最も多いのはドライアイ
前項の調査で、コンタクトレンズによるトラブルの件数が増加傾向にあることがわかった。では、そのトラブルの原因は何が多いのか?
そこで、「コンタクト着用トラブルで多い症状はなんですか?」と質問。最も多かったのは『ドライアイ(渇き目)(69.1%)』と7割近い結果となった。
続いて多かったのは、『ウィルス性結膜炎(34.0%)』『コンタクトが外れない(28.8%)』『角膜潰瘍(20.4%)』『巨大乳頭結膜炎(16.1%)』と続いている。