三菱重工冷熱は、加湿器「roomist」の2023年モデルを発売した。ラインナップはスチームファン蒸発式5機種とハイブリッド加熱気化式2機種の計7機種。
スチームファン蒸発式は、350mlタイプ(木造和室6畳/プレハブ洋室10畳向け)、600mlタイプ(同10畳/同17畳向け)、1,200mlタイプ(同20畳/同33畳向け)の3タイプを用意し、350mlタイプと600mlタイプはボディカラーをピュアホワイトとブラックの2色から選ぶことが可能。
一方、ハイブリッド加熱気化式加湿器は、700mlタイプ(木造和室12畳/プレハブ洋室19畳向け)と850mlタイプ(同14.5畳/同23.5畳向け)の2タイプで展開する。
スチームファン蒸発式
蒸発布が吸い上げた水だけをヒーターで加熱して蒸発させる独自の加湿方式を採用しているため、運転開始から約1分という素早さで立ち上がるうえ、万一転倒しても熱湯がこぼれないので火傷などの心配がないのが特徴。また、加湿能力が温度や湿度に左右されることが少ないため、効果が出にくい低温時の使用でもうるおいを届けることができ、加湿能力を抑えたエコ運転の設定も可能だ。
加えて、同方式では、プラズマイオンを放出してウイルスや浮遊菌を抑制する「とびだし除菌」と、特殊フィルターで細菌やカビをキャッチして抑制する「つかまえ除菌」を合わせた「プラズマW除菌」機能を搭載(350mlタイプはつかまえ除菌のみ)。
従来同様、スケール(水に含まれるミネラル分などの堆積物)の付着を抑えるイオンフィルターも標準装備しているので、手入れも簡単だ。
<スチームファン蒸発式加湿器の主な仕様>
ハイブリッド加熱気化式加湿器
ハイブリッド加熱気化式は、水を含んだフィルターにファンで風を送り加湿する「気化式」と、水を含んだフィルターにヒーターで暖めた温風をあてて加湿する「加熱気化式」を組み合わせたもので、湿度が低いときは加熱気化式で素早く加湿し、設定湿度になると気化式に切り替わり加湿量を調整する。
さらに、湿度に合わせて2通りの方式を自動で切り替えるため、電気代を大幅に削減。ヒーターがOFFになるエコ運転に設定すると、消費電力は通常運転時の約94%減となる(SHK70の場合)。
加えて、全機種で三菱重工サーマルシステムズ製ビーバーエアコンとの連動運転機能を搭載しており、同エアコンの高級モデル(2015年以降のSRK-Sシリーズ)および高機能モデル(2018年以降のSRK-Rシリーズ)に対応できる。
このほか、「とびだし除菌」と「つかまえ除菌」を合わせた「プラズマW除菌」機能も装備。「お掃除サイン」や「ドライサイン」などのお知らせ機能も搭載する。
<ハイブリッド加熱気化式加湿器の主な仕様>
関連情報
https://www.mhi-mth.co.jp/customer/humidifier/#anchor01
構成/立原尚子