NTT QONOQは、Magic Leap の法人向けARスマートグラス「Magic Leap 2」の取り扱いを開始した。
「Magic Leap 2」は、現実世界が見えるシースルーグラスへデジタルコンテンツを投影することで、ユーザーの作業環境を保ちながら、デジタルコンテンツをシームレスに現実世界に統合して見せることができるARデバイス。
現実世界にはないモノをデジタルコンテンツとして投影することで「モノを見ながら話す」をどこでも実現することができ、遠隔地をつなぐ共同作業も距離を感じさせずに行なうことが可能なので、あたかも隣にいるように遠隔地から作業支援を行なうことができる。
↑現実世界に投影された3Dコンテンツを遠隔地のメンバーと共有してディスカッションできる
主な仕様は、OSがMagic Leap OS / Android オープンソース プロジェクト (AOSP) ベースで、視野角 (FOV) が70°、メモリ (RAM)が16GB LPDDR5、ストレージが256GB、使用時間が約3.5時間、重量が260g。
前モデルである「Magic Leap 1」と比較して約50%の小型化と約20%の軽量化に成功し、長時間の利用でも疲れにくい装着感を実現したほか、視野角も約2倍になり、より没入感の高い表現が可能となった。
想定利用シーンは製造現場や医療現場などで、3Dコンテンツを実物大で立体的に確認したいような場面で広く活用することが可能。
例えば、製造現場では、設計図面から作成した実物大の3Dコンテンツで、実際にできあがったときのサイズや設置イメージを把握することができ、医療現場ではCTやMRI撮影データから作成した3Dコンテンツを用いて、手術前の術式の確認や、手術後のレクチャーを行なうことができる。
なお、「Magic Leap 2」はコノキューが秋葉原駅構内に展開するショールーム「XR BASE produced by NTT QONOQ」にて体験することが可能。
Magic Leap 2上で、事前に撮影した3DCGの動物があたかも目の前にいるかのような立体的な映像を360度自由な視点から視聴することができる。体験は毎週月曜日・日曜日のみ可能で、事前予約(※)や入場料は不要だ。
↑Magic Leap 2を通して3DCGの猫と触れ合う様子
• 一部イベントは事前に抽選を実施。
関連情報
https://www.nttqonoq.com/xrbase/
構成/立原尚子