10㎝角のベースにオリジナルの情景を作り込める
種類は『春の風景』『夏の風景』『秋の風景』『木のある風景』の4つ。おもしろいのはどれも設計図に記された〝決められた風景〟を作るのではないこと。下は『秋の風景』を使ったアレンジ例だが、粘土を地蔵にしてみたり、岩にしてみたり、小道にしたりできるなど、アイデア次第で様々な風景を作り込むことができるのだ。
気軽にジオラマを作れるキットだが、驚くのは、その価格。なんと各1350円! え……大丈夫なの!? というくらい低価格なのだ。実際、この情景を作るのに必要な素材をホビーショップやAmazonで全部買い揃えるとなると……、
トミーテック『フォーリッジA2(紅葉)』638円
ウッドランド『広葉樹の幹』(4本入り)5960円
アーテック『ジオラマ粘土 ジオベース(グレイ)100g』1760円
トミックス『カラーパウダー』770円
クラフトボード(10×20×1.5㎝ ※Amazonで見つけたもの)1170円
計1万298円
※価格は編集部がネットで調べたもの。店舗やECサイトなどで異なる場合があります。
という計算になる。いかに、この『ジオベース エントリーキューブ ―はじめてのジオラマキットー』が、値ごろかわかるはずだ。気軽に楽しめる価格なので、子供の自由研究にもできるし、休日に親子で一緒に楽しむアイテムにもなる。それだけでなく、いつかジオラマを本気で作りたい! と思っているモデラーさんにうってつけ!! というのは、いきなり大作を手がけて挫折する人が多いのだとか……。まずは、この『ジオベース エントリーキューブ ―はじめてのジオラマキットー』を手始めにして感覚をつかんでから大作に挑んだほうがいいかもしれない。いや、絶対そのほうがいい!! 子供も更なる高みを目指すモデラーも楽しめるジオラマキットが、模型趣味の世界を広げてくれそうだ。
製品情報
https://mokei-joy.com/news/diobaseentrycube_202308/
取材・文/寺田剛治 撮影/黒石あみ