プライベートではもちろん、特にビジネスシーンでは、通話時の音声を録音して、後から聞き返せるように保存しておきたいということがあります。
では、iPhoneでは通話中の音声を録音する手段はあるのでしょうか。考えられる方法をいくつか試していきましょう。
目次
iPhoneで通話中の音声の録音にボイスメモアプリは使える?
iPhoneには、録音用のアプリとして、「ボイスメモ」がプリインストールされているので、通話時にもこれを使おうと考えるのが一般的でしょう。
iOS 16.6(執筆時点での最新バージョン)を搭載したiPhone 14 Proで、通話中にボイスメモアプリを起動し、録音ボタンをタップしたところ、下図のように「録音できません」と表示されます。通話時の音声を録音したい場合は、ボイスメモアプリ以外の方法を利用する必要があるようです。
iPhoneの「画面収録」機能でも通話時の音声は録音できない?
iPhoneに標準搭載されている機能の中には、ディスプレイ表示をそのまま録画できる「画面収録」という機能があります。画面収録機能では、本体から出ている音声に加え、外部の音声をマイクから収音して、画面表示と一緒に録音する機能が付いています。
iOS 16.6を搭載したiPhoneで、通話しながらの画面収録を試してみたところ、画面収録機能自体は使えるものの、iPhone本体、外部からの音声のどちらも録音することはできませんでした。ボイスメモアプリも含め、セキュリティの観点から、iPhoneでは通話の録音ができないように設定されていると考えられます。
画面収録自体は可能だが、音は録音されない
iPhoneで通話中の音声を録音する方法①【通信キャリアの録音サービスを使う】
ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの4キャリアからは、法人回線向けに通話録音サービスが提供されています。基本的には法人契約者限定のサービスなので、個人で契約するものではありませんが、社用携帯電話として、iPhoneといったスマートフォンを使用している人におすすめです。
また、楽天グループ内の「楽天コミュニケーションズ」が提供している「モバイル通話録音サービス」は、現在使用しているスマートフォンや携帯電話に、「050番号」を付与することで、050番号で発着信した通話の録音ができます。こちらは、楽天モバイル回線だけでなく、他キャリア回線やMVNOでも契約ができるのに加え、個人向けにもサービスが提供されています。