食卓に馴染みのある食品や生活用品の値上げが続く中、カタリナマーケティングジャパンではこの2年の日常の買い物でどのような変化があったのか(現在)、そして今後さらに値上げが続く場合、どのように変えていくのか(未来)についてアンケートを実施。集計結果を図表やグラフにまとめて発表した。
値上げに対する行動や今後についての意識調査の結果
ここ2年、日常の食品、生活用品の値上げが続いているなか、消費者は「安い店」で「特売日やセールの日」に「価格の安い商品」を選ぶことが増えたと回答している。
「お店選び」、「買い物スタイル」、「商品選び」でこの2年での変化のTOPスコア項目を並べた。それを並べると“安い店”を選択し、“特売日やセール日”を目掛け来店し、“価格の安い商品”を選ぶということになる。
また、これらの項目は今後(未来)において聞いた質問でもTOP項目になっている。 また、今後、値上げが続く場合、“現在”までの変化を前提にして、今後(未来)も、 「安い店」で「特売日やセールの日」に「価格の安い商品」を選ぶことを増やしていく意向があるという結果となった。
つまり、この2年で変化した買い物の変化は、今後も値上げが続く場合、さらに強化されていく可能性があることを示唆している。
「お店選び」で変化したこと、今後変えようと思うこと
(複数回答)
上記は、お店選びの変化のグラフになる。「お店選び」で変化したことや、今後変えようと思うことのどちらも「候補が複数あった場合、安い店で買い物する」が最も高くなっている。
変化した計は87.8%、変えようと思う計は89.1%と、“現在”も“未来”も、お店選びでコストセービングを考えている人が90%弱いることになり、お店選びは消費者にとってますます重要な要素となっている。
買い物スタイル」で変化したこと、今後変えようと思うこと
(複数回答)
上記は、「買い物スタイル」の変化のグラフ。「買い物スタイル」で変化したことや、今後変えようと思うことのどちらも「特売日やセール日に買い物をする」が最も高くなっている。「買い物の間隔をあける」は、“現在”より“未来”の方が6.6%高くなっており、今後、消費者の来店回数が減る可能性を示している。