32型ディスプレイとWebカメラ、収音範囲制限機能を有したマイクが付属
イトーキは2023年11月1日(水)より、オープンスペースでスピーカー音を気にせず気軽にWeb会議ができるボックス型ソファ「sound sofa(サウンドソファ)」を発売する。その主な特徴は以下のとおり。
なお、2023年9月27日 (水)~29日(金)に幕張メッセで開催される「第12回 働き方改革 EXPO(秋)」に出展予定だ。
座ると聞こえる新しい体験
音響機器メーカーのヤマハが開発した指向性スピーカーを採用することにより、Web会議のスピーカー音を最適な範囲にコントロール。周囲への音漏れを抑えながら、座っている人にはクリアに聞こえる環境を実現した。
オープンスペースでのWeb会議において、使う人と周囲の人、双方に快適な新しいボックス型ソファだ。
吸音性能の高い素材・構造で囲われた空間で、リモートの参加者にオフィス側のノイズ音が伝わりにくくなっている。さらに、テーブル中央にはヤマハの収音範囲制限機能を有したマイクを設置。
半径1m以上離れた音声を減衰して集音するのでオフィス側の音声が聞き取りやすくリモートの参加者に届き、リモート側にとってもオープンスペースでの快適なWeb会議が可能になる。
快適な座り心地とWeb会議環境を実現する「傾斜」
一般的なボックス型ソファは直線的な構造で作られているものが多いが、本製品はイトーキのタスクチェア開発などの知見を活かし、最適なソファの背座の角度やクッションの硬さで設計することで、快適な座り心地を実現しているという。
それゆえWeb会議はもちろん、通常の打ち合わせでも楽な姿勢で利用できる。また、背もたれや座面の適切な傾斜により、ソファに着座するだけで自然と耳の位置がスピーカーへ接近する姿勢へと誘導し、音が聞えやすくなる。
さらに、ソファはモニターに対して2度斜めに設置、テーブルもそれに合わせて台形になっていることで、オフィス側の参加者はディスプレイを見やすく、web用カメラにも映りやすくなっている。
わかりやすい配線システムで誰もが使いやすく
Web会議を開始する際に接続に手間取ることがあると、接続や操作方法が難しいというイメージを持たれがち。
これに対してサウンドソファで使用する機器は、PCにUSBケーブルとHDMIテーブルを差し込み、デバイスを選択するだけで、簡単に使用することができる。また、複数のデバイスからのケーブルはサウンドソファ内で処理、電源ケーブル1本で使用が可能だ。
空間に合わせて仕様を選択できるバリエーション
様々なオフィスにレイアウトしやすいよう、豊富なバリエーションを設定。テーブルの奥に位置するセンターパネルの高さについては、より籠もり感がありオフィスの中心で使いやすい「セミクローズタイプ」と、抜け感があり窓際でレイアウトしやすい「オープンタイプ」をラインアップしている。
天板は7色、脚部は5色、パネル、ソファの張地は8つのカラーセットを設定し、合計560通りの選択肢から選ぶことができる。
sound sofaの主な製品仕様
仕様/テーブル天板:メラミン化粧板/アクリル化粧板/リノリウム、テーブル脚フレーム:スチール塗装仕上、ソファ:背座布地張り
パネル/不織布
スピーカー/再生周波数(応答周波数):650Hz~13,500Hz、最大音圧:81dB SPL(ピンクノイズ、1m)、指向特性:水平 30°、垂直 45°
マイク/マイクユニット単一指向性×3
収音範囲/1m以内
カメラ/画角水平150°
ディスプレイ/32型
種類/セミクローズタイプ:幅2400×奥行き1800×高さ1400mm、オープンタイプ:幅2400×奥行き1800×高さ1400mm(センターパネル高さ780mm)
価格 オープン価格
関連情報
https://www.itoki.jp/products/creativework/sound-sofa/
構成/清水眞希