パワフルな新型チップや最大輝度3000nitのディスプレイを搭載したタフネス仕様の「Apple Watch Ultra 2」は買いなのか?
2023.09.19Appleは、新製品発表イベントにて、新型スマートウォッチ「Apple Watch Ultra 2」を発表した。発売日は9月22日で、価格は128,800円。
「Apple Watch Ultra 2」は、アウトドアでの利用に適したタフネス仕様のスマートウォッチ「Apple Watch Ultra」の第2世代モデル。チップセットには「S9 SiP」を採用し、パフォーマンスと機能が向上。前世代の「S8」と比べて60%も多い56億個のトランジスタを詰め込んだ新しいデュアルコアCPUで、GPUも「Series 8」よりも30%高速化。機械学習のタスクを最大2倍速くこなす新しい4コアのNeural Engineを内蔵する。
また、新しいジェスチャー機能「ダブルタップ」を搭載した点も特徴。これにより、ユーザーは画面に触れずに親指と人差し指を2回タップするだけで、タイマーの停止や音楽の再生&一時停止、電話の応答や終了の操作が可能となるのだ。
さらに、新しい先進的なディスプレイアーキテクチャにより、最大輝度が3,000nitと、「Apple Watch Ultra」よりも50%明るくなり、強い日差しの下での読みやすさが向上。フラッシュライトも新しいディスプレイアイキテクチャの利点を活用しており、Digital Crownを回すと一時的にディスプレイの明るさが2倍になるので、道をより明るく照らすことができる。
加えて、大きなディスプレイを活用して、秒数、高度、深度などのリアルタイムのデータを外側のエッジ付近に表示する、Apple Watch Ultra向けの新しい文字盤「モジュラーUltra」も用意。「モジュラーUltra」は、Appleのデジタル文字盤のなかで最も多いコンプリケーションを実現し、スポーツ、アウトドアの探検、海や水上・水中のアクティビティに合わせてカスタマイズできるという。
このほか、Siriへのリクエストがデバイス上で処理できるようになったうえ、第2世代の超広帯域無線(UWB)チップ搭載により、「正確な場所を見つける」機能を使って、同チップを搭載するiPhone 15ファミリーを探すことが可能。
バッテリー駆動時間は最大36時間(低電力モード使用時は最大72時間)。OSはwatchOS 10で、100mの耐水性能やIP6X準拠の防塵性能も装備。ケースは49mmのチタニウムケースで、バントはアルパインループ、トレイルループ、オーシャンバンドの3タイプを用意する。
製品情報
https://www.apple.com/jp/apple-watch-ultra-2/
構成/立原尚子