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iPhone15の販売価格、日本は38か国中何番目に安い?

2023.09.16

アップルが9月13日に発表した新型スマートフォン「iPhone 15」。その発売価格を世界各国の基準と見比べた時に、日本は高いのだろうか?それとも、安いのだろうか?

アップル製品の国際的な価格比較を公開しているNukeniはこのほど、iPhone 15の発売価格をオンラインの各国アップルストアで調査し、その結果を発表した。

日本のiPhone 15は世界で3番目に安い

調査の結果、iPhone 15のエントリーモデルの日本の価格は世界で3番目に安いことがわかった。最も安い国は中国だった。iPhone 15シリーズ全体で見ると、日本は2~3番目にiPhoneが安いという結果になった。

なお、アメリカとカナダは購入場所によって税率が異なるため、税が最も安い場所で購入した場合と、税が最も高い場所で購入した場合の2つの価格を表示している。

<安い国トップ3>
1. 中国:120,989円
2. アメリカ (最低税率):121,916円
3. 日本:124,800円

<高い国トップ3>
1. トルコ:272,991円
2. ブラジル:216,937円
3. ハンガリー:166,452円

* 上記価格は、13日AM4:00時点の為替レートで日本円に変換したものだ。Nukeniウェブサイトでは4時間おきにレートが更新されるため、価格が異なる場合がある。

日本のiPhoneは引き続き価格が上昇

日本におけるiPhone 15のエントリーモデルは、iPhone 14のエントリーモデルと比較して5,000円価格が上昇。値上げ率は4.2%で、これは世界で6番目に高い数値だ。29か国が価格を維持、もしくは下降した中、日本を含む8か国で価格が上昇した。最も高い値上げ率を記録した国はトルコで、61.3%価格が上昇した。

<値上げ率が高い国トップ3>
1. トルコ:61.3%
2. ノルウェー:9.1%
3. 台湾:7.2%

<値上げ率が低い国トップ3>
1. ハンガリー:-11.1%
2. ポーランド:-9.6%
3. チェコ:-9.4%

日本のiPhoneは3年連続の値上げ

iPhone 12以降、日本のiPhoneは毎年価格が上昇し、iPhone 12からiPhone 15の間に30,420円価格が上昇。アメリカの価格は一貫して829ドルを維持している。iPhone15 Pro Maxに関してのみ、アメリカでも100ドルの価格上昇が確認された。

アメリカのちょっと変わった消費税の仕組み

日本よりもiPhoneが安いアメリカの価格は消費税非課税地域で購入した場合の価格のため、この価格では買えない地域が大半を占める点に注意が必要だ。

アメリカの消費税率は地域によって異なり、最大税率地域が11.5%と日本の消費税率よりも高い税率ながら、最低税率地域は0%と消費税がない。

オレゴン州ポートランドにあるアップルストアは消費税なしでアップル製品が購入できることや、国際空港から比較的近いという理由から外国人観光客の人気スポットとなっている。

また、消費税がある地域に住むアメリカ人が、消費税がない地域に行って買い物をすることも盛んに行われているため、ポートランドのアップルストアは多くの海外旅行者とアメリカ人のお客さんで賑わっている。アメリカではオレゴン州以外にも、ニューハンプシャー、デラウェア、モンタナの各州で消費税がなく、ニューハンプシャーとデラウェアにもアップルストアがある。

<調査概要>
・調査機関:自社調べ
・調査対象:アップルがオンラインで直販を行っている国。計38か国。
・調査方法:オンラインの各国アップルストアで価格を取得。
・調査日:2023年9月13日

出典元:Nukeni

構成/こじへい

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