今秋、「キッチンを楽しく、テーブルをうれしく」をコンセプトにするバルミューダのキッチンシリーズから新たな製品が登場する。バルミューダ初となるホットプレート「BALMUDA The Plate Pro」だ。
「BALMUDA The Plate Pro」は2023年10月12日発売。価格は4万2900円(税込み)
トースター、電気ケトル、蒸気炊飯器、オーブンレンジ、コーヒーメーカーなど様々な調理家電を展開するバルミューダは、昨年秋にProの名を冠す「BALMUDA The Toaster Pro」を発売。新機能「サラマンダーモード」は、自宅に居ながら誰でもレストランのような本格的な調理を可能にしてくれた。そのProシリーズから新たなラインナップとして登場する「BALMUDA The Plate Pro」なだけに今度はどのような体験ができるのか、期待を寄せるユーザーも多いだろう。
「BALMUDA The Plate Pro」が届けるのは「ライブキッチン体験」だ。
360度、どこから見ても特等席になるデザイン
「BALMUDA The Plate Pro」は強度・硬度の高いクラッドプレート(複数の金属を貼り合わせたプレート)を採用。金属ターナーやナイフをプレート上で使用しても傷付きにくく、まるでシェフが目の前で調理しているかのように、料理している姿を家族に魅せ、そのまま食べてもらうことができる。
プレートにはフチがなく、360°どこから見ても料理が見やすく、取りやすい。テーブルを囲む家族みんなが楽しめるデザインにもなっている。いつものご飯の時間がエンターテイメントになるだろう。
料理は楽しめるだけでは不十分だ。もちろん「BALMUDA The Plate Pro」はサーロイン・ステーキからお好み焼、クレープといったスイーツまで様々な料理を、料理初心者でも美味しく作ることができる。そこには二つのテクノロジーがある。
1.高い蓄熱性を実現する6.6mmクラッドプレート
一般的なホットプレートが約3mmの厚さなのに対し、「BALMUDA The Plate Pro」のクラッドプレートの厚みは6.6mm。熱容量が大きいステンレスと熱伝導性に優れたアルミニウムの組み合わせによる3層クラッド構造により高い蓄熱性を可能としている。その結果、プレートの上に食材を置いても温度が低下せず、均一かつ理想的に熱を伝えることができる。
一般的なホットプレートは中心から離れるほど温度が下がる。一方で「BALMUDA The Plate Pro」は隅々まで温度が均一
2.プロの焼きあがりを叶える正確な温度制御
従来のホットプレートにはない、設定温度を正確に維持する温度制御も大きな特徴となっている。一般的なホットプレートは料理中にプレート表面の温度が常に変化し、設定温度に対して40℃以上のブレが見られることもある。「BALMUDA The Plate Pro」では、正確に温度をコントロールし5℃以内を維持する。また、220℃を超えると発生する油の煙も、正確な温度制御で過度な加熱を防ぐことにより抑えてくれる。
220℃、200℃、180℃、160℃の4段階の温度設定が可能
公式ホームページでレシピが公開中
とはいえ、いざ家族の前でライブキッチンをしたとして、どのような料理が楽しんでもらえるのか分からない人も多いと思う。ましてや、見て満足、食べても満足といったメニューを考えるのは難しいものだ。
実はバルミューダは「BALMUDA The Plate Pro」を使ったレシピ集をホームページで公開している。家族に実演する前に、こっそりと予習をしておこうではないか。以下、「サーロイン・ステーキ」のレシピの他、ライブキッチンで大盛り上がり間違いなしの「ライブ・チーズバーガー」や甘いものが大好きな家族に食べてほしい「シュガーバター・クレープ」などもある。
※「BALMUDA The Plate Pro」レシピ集のページはコチラ
「BALMUDA The Plate Pro」を使ったサーロイン・ステーキの作り方
材料(1枚分)
牛肉(厚み2cm) 1枚
塩 肉の重量(g)の1%
黒胡椒 適量
オリーブオイル 大さじ1
作り方(調理時間10分)
1.温度調節ダイヤルを200℃に設定し、クラッドプレートを温める。
2.牛肉の両面に塩、黒胡椒をふる。
3.温まったクラッドプレートに、オリーブオイルを引く。
4.牛肉をのせ、表面を1分、裏面を1分焼く。
5.牛肉の側面をクラッドプレートに軽く押し当て、側面全体に焼き色がつくように場所を変えながら、計1分程度焼く。
6.牛肉をバットに移して3分ほど休ませる。
7.再度クラッドプレートに牛肉をのせて、表面を45秒、裏面を45秒焼く。
8.仕上げにもう一度、表面を30秒、裏面を30秒焼く。クラッドプレートの上でカットして、できあがり。
※バルミューダ公式ホームページ「サーロイン・ステーキ」のレシピより抜粋
バルミューダらしさが凝縮されたホットプレート
コロナ禍で生まれたおうち時間の増加で、自宅で本格的な料理を楽しみたいという消費者のニーズは高まった。中でも、子どもやパートナーと一緒に楽しめるホットプレートを購入した人も多い。
一方で、本格的な料理には不向きだった、すぐに飽きてしまったといった声も多く聞こえる。
バルミューダの「BALMUDA The Plate Pro」は、こうした体験をしたユーザーたちに、ワンランク上の料理と、さらにライブキッチンというエンターテイメント体験の付加価値を提供するものだ。
まさにバルミューダらしさが詰まったホットプレートで「食欲の秋」をさらに充実したものにしよう。
取材・文/峯 亮佑