小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

油抜きダイエットは生活習慣病、肌あれ、ドライアイなど健康や美容面の不調につながる可能性

2023.09.19

9月も中旬を過ぎ、まだ残暑は続いているが、朝夕は季節の変わり目を感じさせる日も増えてきた。というわけで、まもなく食べ物がおいしくなる秋。ついつい食べ過ぎて体重がオーバーしてしまう季節でもある。

そこで秋太りに備えて、ダイエットを考えているのであれば、「油抜きダイエット」に注意したい。油を極端に少なくすると、健康被害を起こすことがあるほか、生活習慣病をはじめ、 肌あれ、ドライアイなど、美容面や生活に影響する不調につながると言われている方だ。

しかし、油を少なくするとコレステロールや摂取カロリー が下がり病気を予防するのでは? という疑問も浮かぶ。

そのパラドックスを生体と油の関係に詳しい麻布大学教授、守口徹先生が解説していただいた。

「油抜きダイエット」が体に不調を起こす主な理由

油は決して悪者ではない。ダイエットやコレステロールを気にしている人にとって、油はあたかも悪者のような存在かもしれないが、油は体をつくりあげている重要な成分。

じつは人間の構成成分の15%は脂質、つまり油でできており、水分を除いた成分の割合では、なんと4割が脂質、半分近くを構成しているのだ。

また脂質はホルモンの材料、細胞膜の構成成分になっている。人間はおよそ37兆個の細胞でできているといわれており、その膜をつくっているということは、油を抜くと全身、全臓器に影響するということだ。

油は体のエネルギーになるとともに、血圧やホルモンなどの調節を行なう

それでは、どうして油は悪者のような扱いをされるのか?  油の働きを知ると、 その謎が解けてくる。

油には、大きく分けて2つの働きがある。1つはエネルギーや 体のいろいろな機能の調節役としての働きだ。

脂質は、たった1gで9kcalものエネルギーとなり、揚げ物は油を多く含むため高カ ロリーとなる。また、生体調節の働きを主に担っているのが、必須脂肪酸といわれる、体ではつくることができず、食品からのみ取り入れることができる脂質だ。

近年、健康増進に役立つとして広まってきたオメガ3とオメガ6は、この必須脂肪酸にあたる。

摂るべき油はオメガ3、他の油とのバランスも重要

必須脂肪酸は摂り方のバランスが重要。オメガ3とオメガ6の割合が、1:2~4になるように摂ることがポイントだ。

オメガ6は大豆油、ゴマ油、コーン油など日常にとりやすい油に多く含まれている。このバランスを維持するには、毎日1食、DHAが豊富な魚を食べることを心掛けたい。また、オメガ3を豊富に含む亜麻仁油、エゴマ油も積極的に活用しよう。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年4月16日(火) 発売

DIME最新号は「名探偵コナン」特集!進化を続ける人気作品の魅力、制作の舞台裏まで徹底取材!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。