富士フイルムは、ミラーレスデジタルカメラ「GFXシリーズ」の新フラッグシップ機「FUJIFILM GFX100 II」を9月28日に発売する。価格はオープン。市場推定価格は1,270,500円前後。
「GFXシリーズ」は、35mm判の約1.7倍となるラージフォーマットセンサー(※1)を搭載したミラーレスデジタルカメラ。今回登場する「GFX100 II」は、現行比(※2)最大2倍の信号読み出し速度を可能とした、新開発の1億2百万画素高速センサー「GFX 102MP CMOS II HS」と、最新の高速画像処理エンジン「X-Processor 5」を搭載し、「GFXシリーズ」最高の高速連写・AF・動画性能を実現したフラッグシップモデルだ。
ラージフォーマットセンサーならではの異次元の高画質を実現するとともに、ディープラーニング技術を用いて開発したAIによる被写体検出AFと、最新のAF予測アルゴリズムを「GFXシリーズ」で初めて搭載。また、連写性能が8.0コマ/秒(※3)と従来機(※4)から高速化し、防振性能も5軸 8.0 段(※5)と向上している。
また、新センサーの搭載により動画性能も大きく進化しており、「GFX シリーズ」として初めて 8K/30Pの撮影に対応。さらに、4K/60Pの映像を4:2:2 10bitで内部記録できる。
さらに、複数のフォーマットで動画撮影が可能な「動画フォーマット」モードを新搭載。マウントアダプターを装着することで、3 種のレンズ(「Premista」(※6)「35mm フォーマットレンズ」「アナモフィックレンズ(35mmフォーマット)」)を装着した際に最適なフォーマットでの撮影が可能となる。
このほか、ボディ本体にEthernetポートやHDMI Type A・USB-C端子を装備し、外部機器との接続性が大きく向上。高い視認性を確保する高倍率・高精細EVFも備え、快適な撮影をサポートする。
外形寸法は幅152.4×高さ117.4×奥行き98.6mm、質量は約948g(バッテリー、 メモリーカード含む。EVF装着時は約1,030g)。交換式ファインダー EVF-GFX3(1式)、充電式バッテリーNP-W235(リチウムイオンタイプ)、ACパワーアダプターAC-5VJ、プラグアダプター、専用USBケーブル、ショルダーストラップ、ボディーキャップ、ホットシューカバー、縦位置グリップ用端子カバー、メモリーカードスロットカバー、シンクロターミナルカバー、冷却ファン用端子カバー、ケーブルプロテクターを付属する。
※1 対角線の長さが 55mm(横 43.8mm×縦 32.9mm)で、35mm 判の約 1.7 倍の面積を持つイメージセンサー。
※2 「FUJIFILM GFX100」や「FUJIFILM GFX100S」に搭載したイメージセンサーとの比較。
※3 メカシャッター使用時。
※4 「FUJIFILM GFX100」。
※5 CIPA規格準拠 ピッチ/ヨー方向、「フジノンレンズ GF63mmF2.8 R WR」装着時。
※6 同社のシネマカメラ用ズームレンズ。
製品情報
https://fujifilm-x.com/ja-jp/products/cameras/gfx100-ii/
構成/立原尚子