リニア中央新幹線が開業すれば、品川-名古屋間が片道約40分で移動できるようになり、ますます賑わうことが予想される愛知県。同県において、居住する人からもっとも「住み心地が良い」と思われている街と、もっとも「住みたい」と憧れを持たれている街とは、いったいどこか?
大東建託はこのほど、過去最大級の居住満足度調査を行い、その結果を「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2023<愛知県版>」「いい部屋ネット 住みたい街ランキング2023<愛知県版>」として発表した。
本満足度調査は、2019年~2023年の期間、愛知県に居住する20歳以上の男女合計51,555名を対象に集計している。
街の住みここち(駅)ランキング、1位は3年連続で杁ヶ池公園(リニモ)
愛知県の駅を対象とした街の住みここちランキングでは、杁ヶ池公園が、唯一偏差値80台の極めて高い評価を得て、3年連続の1位に輝いた。杁ヶ池公園は、名古屋市と豊田市へのアクセスがしやすく、駅前に商業施設が充実しているエリアだ。
2位と3位も2年連続で長久手古戦場とはなみずき通で、昨年に引き続きトップ3は、全て長久手市にあるリニモ沿線の駅となった。また、4位と5位は3年連続で地下鉄名城線の瑞穂運動場東Aと八事Aで、トップ5は、昨年と全く同じ結果となっている。
街の住みここち(自治体)ランキング、1位は4年連続で長久手市
愛知県の自治体を対象とした街の住みここちランキングでは、名古屋市に隣接している自然豊かなベッドタウンで、ジブリパークがあり商業施設も多い長久手市が、4年連続で1位に輝いた。
また、2位と3位も、4年連続で名古屋市昭和区と名古屋市東区となった。トップ10の自治体は、順位の変動はあるものの顔ぶれは昨年と全く同じで、名古屋市の行政区が7つランクインする結果となっている。
住みたい街(駅)ランキング、1位は3年連続で名古屋A(JR中央線)
駅を対象とした住みたい街ランキングでは、名古屋の玄関口である名古屋Aが、3年連続で1位に輝いた。2位も、3年連続で覚王山・本山Aとなった。3位は市営地下鉄線の栄で、昨年7位から順位を上げている。
住みたい街(自治体)ランキング、1位は3年連続で名古屋市千種区
自治体を対象とした住みたい街ランキングでは、大型商業施設や飲食店が多数揃っており、文教地区でもある名古屋市千種区が、3年連続で1位に輝いた。2位~5位も昨年と全く同じ自治体が選ばれている。2位には唯一愛知県外から、東京23区がランクインしている。
このほか、愛知県の駅と自治体を対象とした街の住みここちランキングの因子別順位は、それぞれ以下の通りとなっている。
出典元:街の住みここちランキング
構成/こじへい