Dreame Technologyは、ドイツ・ベルリンで開催された「IFA 2023」にて、新型ロボット掃除機「DreameBot L20 Ultra Complete」を発表した。韓国やヨーロッパでは、すでに販売が開始。日本では近日発売予定としている。
「DreameBot L20 Ultra Complete」は、5way全自動ステーションを搭載したロボット掃除機。同社ロボット掃除機の最高峰モデルで、新開発の「MopExtendテクノロジー」や「Duo-Scrub水拭きシステム」など、先進的な機能を搭載する。
「MopExtendテクノロジー」と「Duo-Scrub水拭きシステム」
「MopExtendテクノロジー」には、部屋の隅や壁際を自動で正確に識別できる複数の「Position Sensitive Detector(位置感知センサー)」が組み込まれており、部屋の隅や壁際を識別すると、Mop-Extendテクノロジーが作動し、モップを壁際にできるだけ伸ばし、より深く、より近く、隅から隅まで清掃。さらに、「Mop-Extendテクノロジー」のアルゴリズムにより、複雑な住宅環境においても、優れたエッジクリーニングを発揮するとしている。
また、「Duo-Scrub水拭きシステム」を採用した高速回転モップを2つ備えており、頑固な汚れやこびりついた汚れに対処することが可能。汚れ検知技術も内蔵されており、過去の清掃サイクルから収集したデータを使用して、部屋に追加の清掃が必要かどうかを検知するという。
5WAY自動ベースステーション
アップグレードした5WAY自動ベースステーションを搭載。「DualBoost 2.0テクノロジー」と3.2Lのダストバッグにより、自動ベースステーションは最大75日間ゴミをためることができるほか、モップを自動で洗浄・乾燥する機能も装備する。
さらに、自動水補充と自動洗浄液補充の機能も搭載。いつでも効率的な掃除ができるように、ウォータータンクに自動で水を補充して、モップを濡れた状態に保つうえ、洗剤の自動補充も可能だ。
高度なクリーニングシステム
「Vormax吸引システム」により、掃除効率を最適化しながら、カーペットやラグマット、硬い床からゴミを吸い取ることが可能。吸引力も7,000Paとパワフルで、毛髪除去技術を搭載したラバーブラシも採用する。
さらに、超音波カーペット認識と組み合わせることでカーペットやラグマット、硬い床の掃除をシームレスに行なうことが可能。カーペットやラグマットを認識すると、モップの取り外し、モップのリフトアップ、カーペット回避の3つのオプションから、どれを実行するかユーザーが決めることができ、異なる種類のカーペットやラグマットに対応したり、カーペットやラグマットを全く濡らさないようにすることができる。
そのほかのインテリジェントな機能としては、AI学習と3D構造化ライト・テクノロジーで部屋をスキャンして、すべての障害物を認識して回避するとともに、誤って床に放置された可能性がある物品の誤吸引を防ぐ「Pathfinder Smart Navigation」も搭載。これにより、計画していた掃除プロセスの中断エラーを防ぐことができ、予定の作業を確実に完了することができるという。
関連情報
https://www.dreametech.jp/
構成/立原尚子