MMD研究所は20~69歳の男女1万5000人を対象に「2023年8月個人向け借り入れ・ローンに関する調査」を実施。回答結果をグラフにまとめて発表した。
決済・金融関連事業者だけではなく、キャリアなども幅広く参入している金融事業だが、最近は「スマホローン」と呼ばれるスマートフォンのみで簡単にお金を借りることのできるサービスも普及してきた。
そこで今回の調査では、個人向け借り入れ・ローンの利用経験やスマートフォンのみで完結する借り入れを利用したことがあるかなどを調査した。
直近1年で個人向け借り入れ・ローンの利用経験があるのは26.6%
20歳~69歳の男女1万4803人を対象に、直近1年以内に個人向け借り入れ・ローンを利用したことがあるか聞いたところ、26.6%が「利用したことがある」と回答した。
次に、個人向け借り入れ・ローンを利用したことがあると回答した3931人を対象に、利用したサービスについて聞いたところ(複数回答可)、「クレジットカード系」が最も多く66.3%、次いで「キャッシュレス決済系」が43.2%、「銀行系」が42.1%となった。
個人向け借り入れ・ローンの借り入れ頻度「週に1回以上」は、キャッシュレス決済系が16.5%
直近1年以内に個人向け借り入れ・ローンを利用したことがあると回答した3931人を対象に、サービスを利用した頻度を聞いたところ、「週に1回以上」が最も多かったのはキャッシュレス決済系(n=1699)で16.5%、次いで銀行系(n=1656)が9.6%、クレジットカード系(n=2607)が9.2%となった。
利用経験者のうち、申し込みから借り入れまでをスマートフォンのみで行ったことがあるのは47.3%
直近1年以内に利用した個人向け借り入れ・ローンがあると回答した3931人を対象に、申し込みから借り入れまでをスマートフォンのみで行ったことがあるかを聞いたところ、「経験がある」と回答したのは47.3%だった。
次に、申し込みから借り入れまでをスマートフォンのみで行ったことがあると回答した1860人を対象に、利用したサービスについて聞いたところ(複数回答可)、「クレジットカード系」が最も多く49.1%、次いで「キャッシュレス決済系」が34.5%、「銀行系」が33.9%となった。
現在スマートフォンで借り入れが完結するサービスを利用している人のうち、複数のサービスを併用しているのは41.1%
現在利用しているスマートフォンで借り入れが完結する借り入れ・ローンがあると回答した968人を対象に、利用しているサービスの併用状況をみると、1サービスのみ利用している人は58.9%、複数のサービスを利用している人は41.1%となった。
調査概要
調査期間/2023年8月17日~8月21日
有効回答/1万5000人(人口構成比に合わせて回収)
調査方法/インターネット調査
調査対象/20歳~69歳の男女
関連情報
https://mmdlabo.jp/investigation/detail_2260.html
構成/清水眞希