賃貸で住む家を探す上では、家賃や間取り、築年数など、様々な留意すべき条件がある。では、その中の一つである、「駅から徒歩何分か」にこだわる人はどれくらいいるのだろうか?
ネット不動産賃貸サービス「OHEYAGO(オヘヤゴー)」を運営するイタンジはこのほど、⼀都三県に在住する20歳〜34歳の男⼥551名を対象に「部屋探しと駅からの距離に関する調査」を実施し、その結果を発表した。
部屋探し経験者の90%以上が「駅からの距離は部屋探しの際に重要」と回答
部屋探しをしたことがある、または現在している⼈に、部屋探しの際に駅からの距離はどれくらい重要か質問したところ、「かなり重要」が43.6%、「まあまあ重要」が49.5%、「あまり重要ではない」が6.2%、「重要ではない」が0.7%、という結果になり、90%以上の⼈が駅からの距離を重視することがわかった。
また、駅からの距離が遠く⽣活が不便だと感じた経験があるか質問したところ、「経験がある」と回答した⼈は60.3%で、「経験したことがない」⼈は39.7%となった。
さらに、気に入った部屋を駅からの距離が遠いことを理由に借りるのを諦めた経験があるか質問したところ、63.3%が「経験あり」と回答し、半数以上が距離を理由に家探しを諦めたことがあるという結果となった。
40%以上がシェアモビリティの有無で部屋探しの基準が変わると回答
部屋探しサイトの検索条件にある「駅からの徒歩距離」は何分以内に設定するか、という質問をしたところ、「10分以内」と設定する⼈が35%と最も多く、「13分以上(1km以上)」を許容する⼈は24.1%、という結果となった。
次に、電動キックボードや電動アシスト⾃転⾞などのシェアモビリティがあり、駅からの徒歩距離を短縮できる場合、部屋探しの基準が変わるか質問したところ、「変わる」と回答した⼈が43.3%で、「変わらない」と回答した⼈の39%を少し上回る結果となった。
また、電動キックボードや電動アシスト⾃転⾞などのシェアモビリティがある場合、「駅からの徒歩距離」は何分までの部屋であれば許容できるか質問したところ、「13分以上(1km以上)」を許容する人が36.2%という結果になり、許容範囲が13分以上(1km以上)の割合が12.1%増加した。シェアモビリティの有無が「駅からの徒歩距離」の許容範囲を広げることがわかった。
<調査概要>
調査期間:2023年8⽉10⽇(⽊)〜2023年8⽉11⽇(⾦)
調査機関:調査委託先株式会社ジャストシステム(Fastask)
有効回答数:551
調査対象:⼀都三県在住、20歳〜34歳の男⼥(部屋探しをしたことがある、または現在探している⼈)
調査⼿法:インターネット調査
構成/こじへい