小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

どんな仕組み?信号回路ではなく物理的に音質をチューニングするクラフトワークの超波動スピーカーシステム「BOWDOCK BLACK」

2023.09.13

クラフトワークは、独自理論に基づく“超波動”ライブサウンド・スピーカーシステム「BOWDOCK BLACK(バウドックブラック)」のクラウドファンディングを10月31日(火)までCAMPFIREにて展開中だ。9月11日時点で2本1組26万3000円から購入できる。

BOWDOCK BLACKについて

2023年7月31日に特許登録された物理的音質チューニングによる音質チェンジでクリアサウンドを実現するBOWDOCK BLACK。ライブ感たっぷりの迫力あるサウンドは、艶やかな高音と包み込まれる中音、そして輪郭のある重低音が特徴で、構造から生まれたインテリア性も魅力なブックシェルフ型スピーカーシステムだ。

さてシステムコンポやラジカセなどには音質を変えるトーンコントロール機能が搭載されている。一般的なものはTREBLE:高音を引き出す音質変更、BASS:低音を増量する音質変更がある。

ところが発売元によれば、ドラムの金属音を増すためにTREBLEを上げると中音が音痩せしまい、これをカバーしようとBASSを上げるとこもった音になってしまったという。この経験から、アンプによる電気的な音質変更をせずに、スピーカーで音を変えてみるという発想が生まれた。

日本初!発明特許技術の物理的音質チューニング

発明特許技術の物理的音質チューニングは、アーティストとエンジニアが試行錯誤して作り上げた元音源を、よりクリアーに再生できるスピーカーシステムを目指したもの。

電気的な信号を一切いじらずにスピーカーだけで音をチューニングすることで、音やせしない・音がこもらないことを実現するかつてない機構を採用した構造的アイディアだ。

ダブルバスレフ型フルポート〜ライブ感たっぷりの重低音サウンド

ダブルバスレフ型フルポート

BOWDOCK BLACKの2つのバスレフポートは音源に反応して、まるで呼吸する様に空気が出入りしている。円筒型の上部キャビネットのバスレフポートを真下のポジションにすると全開口となる。

アンプのボリュームを上げれば上げるほど波動がブーストして、BOWDOCK BLACKならではの輪廓のある重低音サウンドを楽しめる、と同社では説明している。

ダブルバスレフ型ハーフポート〜低音を抑えて繊細な音質にチェンジ

ダブルバスレフ型ハーフポート

BOWDOCK BLACKの円筒型の上部キャビネットのバスレフポートを半開口のポジションにすると、低音が抑えられて音質が一変する。

たとえばピアノの音を強調する、ベースやドラムなどのリズムセクションの演奏を控えめにしたい場合など、上部キャビネットを回転させてセットするだけで、バスレフポートの開口具合を無段階調整できる。

電気的なアンプのトーンコントロールとは異なる音質の変化を体感できるはずだ。

密閉型〜低音を抑えたバスレフなしの音質に変化

密閉型

BOWDOCK BLACKの円筒型の上部キャビネットのバスレフポートを閉口のポジションにすると上部・下部のキャビネットのバスレフポートより波動の出入りが止ま理、ダブルバスレフ型スピーカーから密閉型スピーカーにチェンジする。

ドラムの音で聞こえなかった小さなベースの音が聞こえる様になったり、たくさんの楽器を使った楽曲の聞こえづらかったパートが浮き上がったりと、聴き慣れたはずの音源が別バージョンの音源の様に感じるかもしれない。

技術者のプログラミング能力の勝利

スピーカーマウンタ

スピーカーユニット背面の音を最大限に有効利用するために、内側から外側へ広がるホーン形状としたため円周の最も薄いところがわずか1mm。

また、内径よりも更に内側に配置されるケーブルダクトのために補強処理を行うプログラミングや、スピーカーマウンタが上部キャビネットのアクリル円筒にピッタリと収まる精度。

この設計をクリアできる技術がなければ、BOWDOCK BLACKに新しいスピーカーユニットを搭載することはできなかったという。

スピーカーユニットをしっかりと固定

BOWDOCK BLACKのスピーカーユニットをガッチリと支えているのはアルミ削りだしフロントマウンターだ。ベースモデルのBOWDOCKよりもひとまわり大きなスピーカーユニットをしっかりと固定している。

音質は、艶やかな高音、包み込まれるような中音、輪郭を感じる重低音でとても聴きやすい印象。ベースモデルのBOWDOCKと比較すれば、より強い重低音、より強い中音、ノイズの少ない高音を感じられるはずだ。

スピーカーユニットの波動を後部で受け止めるリアマウンター

BOWDOCK DESIGN 02

上部キャビネット後部のリアマウンターもアルミ削り出しパーツを採用。低音はスピーカーユニット裏から発生して円筒内を後方に向けて波動するため、これを受け取るリアマウンターも肉厚を意識した設計で、重量感たっぷりのパーツを採用している。

BOWDOCK BLACKの主な製品仕様

製品名/BOWDOCK BLACK / バウドックブラック
形式/BOW2303 ダブルバスレフ型
使用ユニット/10cmフルレンジスピーカー
再生周波数帯域/90~20,000Hz
出力音圧レベル/84.6dB/W(1m)
インピーダンス/8Ω
最大許容入力/30W
外形寸法/約幅134×高さ250×奥行き277mm(突起部含む)
総質量/約3.0kg×2本
カラー/ブラック(鏡面仕上)
特許/第7322325号

※ BOWDOCK BLACKはアンプ機能を内蔵していないオーディオシステムです。動作させるためには、別途アンプとスピーカーケーブルなどが必要です。

関連情報
https://camp-fire.jp/projects/view/700109

構成/清水眞希

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年4月16日(火) 発売

DIME最新号は「名探偵コナン」特集!進化を続ける人気作品の魅力、制作の舞台裏まで徹底取材!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。