Mクラスミニバン選びのポイントは?
こうして最新のMクラスボックス型ミニバンを多方面から比較してみれば、デザインは好みとしても、走行性能面では3車ともに最新モデルだけにまったくもって文句なし。その上で、エンジン始動時を含めた車内静粛性ではセレナとステップワゴンがリード。2列目席キャプテンシートの贅沢なかけ心地、居心地ではノア&ヴォクシーとステップワゴン、ラゲッジルームの使い勝手はパワーテールゲート、非パワーテールゲートを問わない開閉性でノア&ヴォクシー、セレナ。先進運転支援機能ではトヨタ最新のトヨタセーフティセンスを奢るノア&ヴォクシーが一歩リード、ということになるだろうか。
各車のお薦めグレードは、ステップワゴンがスパーダe:HEV FF、ノア&ヴォクシーはヴォクシーのAC100V/1500Wコンセントも標準装備となる最先端装備満載のハイブリッドS-Z、セレナはe-POWERハイウェイスターVということになるだろう。なお、3列目席を頻繁に使い、その居住性、快適性、静かさ、乗降性にこだわるなら、セレナe-POWERハイウェイスター、ステップワゴン・スパーダ(7人乗り2列目キャプテンシート)を推奨したい。
文/青山尚暉
写真/雪岡直樹、日産、トヨタ、青山尚暉