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徹底比較!ステップワゴン、ノア/ヴォクシー、セレナ、Mクラスボックス型ミニバン最新モデルの実用性

2023.09.13

3列目席の実用性

せっかくボックス型ミニバンを買うのだから、3列目席の実用性についても気になるところ。まず、乗降性にかかわる2列目席ウォークイン幅(広いほうが楽/筆者の最大実測値)はステップワゴン約340mm、ノア&ヴォクシー約330mm、セレナ約460mm。ステップワゴンとノア&ヴォクシーは同等。セレナのウォークイン幅の広さが際立っている。もちろん、2列目席キャプテンシートなら2-3列目席ウォークスルーでスライドドア→2列目席フロア→3列目席へと移動できるのだが、その際のウォークスルー幅はステップワゴン140mm、ノア&ヴォクシー140mm(メーカー値は最大部分が185mm)、セレナ150mmと、ほぼ同等と言っていい。ちなみに新型アルファードはサイドテーブルをシート側面に埋め込むことでウォークスルー幅をより現実的に広げている。

ここで2/3列目席の居住空間について触れると、身長172cmの筆者のドライビングポジション基準の2列目席では、ステップワゴン頭上260mm、最大膝周り600mm。ノア&ヴォクシー頭上260mm、最大膝周り600mm。セレナ頭上240mm、最大膝周り410mmとなる。セレナの寸法がライバルに劣るように見えるが、頭上、膝周り空間ともにそれでも余裕たっぷりであることは間違いない。

ステップワゴン・スパーダ

3列目席はステップワゴンが頭上140mm、2列目席膝周り200mm時(以下同)の膝周り240mm。ノア&ヴォクシーは頭上200mm、膝周り190mm。セレナは頭上150mm、膝周り220mm。さすがボックス型ミニバンで、3列目席の頭上、膝周り空間ともにゆとりたっぷりであることが分かる。3列目席に3列目人掛けはともかくとして、2人掛けで2列目席キャプテンシートなら前方視界、足の置き場、2/3ウォークスルーによる乗降性を含め、まずまず快適に着座できることになるだろう。3列目席用の天井エアコン吹き出し口ももちろん完備する。

ステップワゴン・スパーダ

ラゲッジスペースの使い勝手

ラゲッジスペースの使い勝手はどうか。ここは各車ともに個性が際立つ部分だ。クラスで唯一、3列目席床下収納格納にこだわるステップワゴンは先代の縦にも横にも開くわくわくゲートを廃止し、一般的な縦開きテールゲートに改めている。その場合、車体後方にスペースがない場所では荷物の出し入れが困難になるのだが、スパーダ以上のグレードではパワーテールゲートによって、開閉途中で止めることができ、車体後方にスペースがない場所での使い勝手を高めている。ただし、標準車のエアーグレードではパワーテールゲートの用意なし・・・。3列目席床下格納によって格納時の荷室空間はすっきりしているが、ノア&ヴォクシーやセレナにある床下収納はない。

ノア&ヴォクシーは天才である。パワーテールゲートを途中で止められるのは当然として、非パワーテールゲート車でもケーブルによるカラクリ機構によって任意の位置で開閉を止めることができ、車体後方にスペースがない場所での荷物の出し入れに対応。また、パワーテールゲートの開閉ボタンをクラスで唯一、ボディサイド側に配置することで、ガバッと開いたテールゲートが体や顎に接触せずに済むメリットまで生み出している(新型アルファードにも採用)。

一方、セレナは先代から引き継いだデュアルバックドアを採用。テールゲートのウインドー部分だけでも開閉できる日産車が昔から好んで使っていたアイデアであり、車体後方にスペースがない場所での荷物の出し入れのしやすさを確保。新型ではデュアルバックドアから手を入れてフロアボードの開閉ができるように改良されている。

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