50代~70代の「シニア世代」は日々どんなことに楽しみを見出し、また、配偶者に対しどんな思いを抱いているのだろうか?
ソニー生命保険はこのほど、全国のシニア(50歳~79歳)の男女に対し、今年で11回目となる「シニアの生活意識調査」をインターネットリサーチで実施し、1,000名の有効サンプルの集計結果を公開した。ここでは、「シニアの楽しみ」と「シニアの夫婦観」に関する調査結果を抜粋し、紹介する。
シニアの現在の楽しみ 1位「旅行」、2位「テレビ/ドラマ」、3位「グルメ」、4位「映画」、5位「読書」
全国のシニア(50歳~79歳)の男女1,000名(全回答者)に、現在の楽しみを聞いたところ、1位「旅行」(39.9%)、2位「テレビ/ドラマ」(38.4%)、3位「グルメ」(27.1%)、4位「映画」(25.6%)、5位「読書」(23.3%)となった。
男女別にみると、男性では1位「旅行」(39.0%)、2位「テレビ/ドラマ」(31.8%)、3位「スポーツ」(29.8%)、4位「映画」(25.6%)、5位「グルメ」(23.8%)、女性では1位「テレビ/ドラマ」(45.0%)、2位「旅行」(40.8%)、3位「グルメ」(30.4%)、4位「映画」(25.6%)、5位「子ども/孫」(25.4%)となった。
昨年の調査結果と比較すると、「旅行」は2022年45.3%→2023年39.9%と5.4ポイント下降、「貯蓄」は2022年13.2%→2023年8.9%と4.3ポイント下降した。止まらない物価上昇による家計負担の増加を受け、大型出費を伴う旅行や、余剰資金による貯蓄を楽しめる人が減少したのではないだろうか。
シニアが旅行のためにかけている金額の平均は2.9万円/月、昨年より0.5万円増加
シニアが楽しみのために使っているお金について質問した。
現在の楽しみを“旅行”と回答したシニア(399名)に、旅行に対する1ヶ月の出費を聞いたところ、平均額は2.9万円となった。過去の調査結果と比較すると、平均額は2022年2.4万円→2023年2.9万円と、昨年と比べて0.5万円増加した。
男女別にみると、平均額は男性では2022年2.6万円→2023年3.3万円と、昨年と比べて0.7万円増加した。
また、現在の楽しみを“貯蓄”と回答したシニア(89名)に、貯蓄に対する1ヶ月の出費を聞いたところ、平均額は4.4万円となった。過去の調査結果と比較すると、平均額は2021年5.8万円→2022年5.2万円→2023年4.4万円と、2年連続で減少した。
男女別にみると、平均額は男性では2022年6.0万円→2023年4.4万円と、昨年と比べて1.6万円の大幅減少となった。