伊藤忠グループのBelongは、同社が運営する中古スマートフォン販売「にこスマ」における2023年8月中古スマホ/機種別販売数・買取数ランキングを発表した。
iPhone SE(第2世代)の平均販売単価は2万円台前半、1年前のiPhone 8と同等水準に
2023年8月の販売数ランキングでは、iPhone SE(第2世代)が4か月連続で1位にランクインした。人気のiPhone 8から置き換わる形で、1位を獲得する月が増えている。
iPhone SE(第2世代)の平均販売単価は、2万円台前半と、1年前のiPhone 8と同等の水準まで値下がりした。9月には新型iPhoneが発表される見込みだが、中古市場ではホームボタンを搭載しているiPhoneの需要が高い傾向にあり、今後もiPhone SE(第2世代)の人気が続くものと予想される。
販売数ランキング3位には、前月から大きく順位を上げたiPhone 12 Proがランクイン。iPhone 12 Proは、3年前の機種ながら高い性能を持っており、また5G通信やMagSafe、マスク着用時のFace IDに対応するなど、機能も充実している機種だ。
同時期に発売されたiPhone 12と比べると、カメラ機能が強化されており、最新のハイエンド機種と比べて安く購入できることから、コストパフォーマンスの高さが評価されているものと考えられる。
買取数ランキングでは、依然としてiPhone 8が人気で、4か月連続で1位にランクイン。
一方、Android端末は機種が多く、人気が分散する傾向にある中、OPPO Reno3 Aが3か月連続でランクインを果たした。
OPPO Reno5 Aもランクインしていることから、6月に発売された後継機種OPPO Reno9 Aをはじめ、最新のミドルレンジ機種への買い替え需要が高まっている可能性がある。
関連情報
https://www.nicosuma.com/blogs/information/202308-ranking
構成/清水眞希