Squareは、日本の事業者向けに、Androidスマホを決済端末として利用できる「Tap to Pay on Android」の提供を開始した。
「Tap to Pay」は、Square POSレジアプリを対応するAndroidスマートフォン(OS Android 9以上、NFCチップ搭載)へインストールし、簡単な設定を行なえば、国際ブランドのタッチ決済(非接触型決済)に対応したカードや、対応カードが追加されたスマートフォンやスマートウォッチのウォレットアプリによる決済を受け付けることのできるテクノロジー。カードやスマートフォンをアンドロイド端末の背面にかざすだけで、すぐに決済を受け付けることができる。
費用は決済手数料のみで、月々の利用料や売上金の振り込み手数料などは必要ない。また、Square POSレジのほか、Square予約、Square請求書とも連携可能となる。
さらに、PayPayの加盟店審査をSquare経由で完了すると、Tap to Payだけではなく、AndroidスマートフォンをPayPayでの決済を受け付ける端末にもすることができる。カード決済とPayPay決済を同じ管理画面(Squareデータ)で管理することができるので、売上データを一元化することができる。
なお、6月からの試用プログラムに参加した加盟店へ調査を行なったところ、調査に協力した加盟店の多くがスマートフォン1台で決済ができる手軽さや、ほかの決済端末を用意しなくてよいことを利点に思っていると回答したとのことだ。
関連情報
https://squareup.com/jp/ja/payments/tap-to-pay-android
構成/立原尚子