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残暑が厳しくなりそうだけど今年の紅葉の見頃はいつ?

2023.09.09

夏も終わり、気付けばもう秋。今はまだ青々とした木々もあとわずかで色づいていくものと思われるが、今年の紅葉の見ごろはいつになるのだろうか?

ウェザーニューズはこのほど、「第一回紅葉見頃予想」を発表した。

見頃時期:高高温傾向で一部の色付きに遅れも広範囲で見頃は平年並

葉が色付く時期は秋の気温と深く関係しており、気温が低いと色付く時期が早くなり、高いと遅くなる。今秋は11月にかけて全国的に平均気温が高い傾向となるが、東日本や西日本を中心に晴れる日が多くなるため、朝晩は放射冷却により冷え込む。

葉が色付くために必要な気温低下が見込めることから、今年の紅葉は平年並の見頃となるところが多い予想だ。ただ、平年10月に見頃を迎える名所など、一部ではやや遅い見頃となる可能性もある。

夏の天候の影響は?:一部に高温や小雨の影響も、全国的に葉の状態は良い傾向

夏の天候は葉の育ち具合や傷み具合を左右し、色付きの良さに影響を与える。今夏は北日本を中心とした記録的な猛暑や、台風6号・7号の影響が懸念された。そこで、お天気アプリ「ウェザーニュース」を通じて8月24日~25日に葉の状態を調査し、全国1,350人に回答をもらった。

調査の結果、全国的な傾向としては葉への大きな影響はなく、今年も鮮やかな紅葉が期待できそうだ。ただ、東北や北陸では今夏の高温や小雨の影響で葉の色や形が昨年よりも悪い傾向となった。

全体の見栄えを損なうほどではないものの、一部に影響が出る可能性がある。四国では昨年雨が少なく一部で見栄えが損なわれたところがあったが、今年は雨が多かったため葉の状態が昨年よりも良い傾向で、美しい紅葉が期待できそうだ。

鮮やかさ:今後の台風進路に注意も、周期的な天気の変化で鮮やかな色付きに期待

葉が鮮やかに色付くためには、夏の天候だけでなく秋に適度な日差しと雨があり、気温がしっかりと下がることが必要だ。今秋は全国的に天気が周期変化し、特に10月から11月にかけては東北南部・東日本・西日本で晴れる日が多い予想。

葉が鮮やかに色付くために必要な日差しや雨、朝晩の冷え込みが十分に見込まれるため、鮮やかな紅葉が期待できる。

ただ今週末は台風13号が本州に接近し、関東や東北、北陸で影響を受ける可能性がある。また、10月前半にかけて本州付近に台風が接近するおそれがある。

台風の影響次第では紅葉の見栄えや名所へのアクセスに影響が出る可能性があるため、随時最新の情報を確認してほしい。

※見頃の定義:一つの名所の中で、全体の約7割が色付いたときから落葉が始まった日まで
※見頃開始日の平年:2004〜2022年の期間で、紅葉が見頃を迎えた日の平均
※天候の平年:1991〜2020年の過去30年平均

出典元:ウェザーニューズ

構成/こじへい

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