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職場で嫌がらせやイジメに該当すると思うこと、3位ミスを必要以上に追い詰める、2位無視や仲間はずれ、1位は?

2023.09.11

被害経験とその認識

回答者全体の650人に、実際に受けたことのある職場イジメのレベルを聞くと「経験したことがない」が3.8%と最多となり、レベルの中では「レベル1:1対1の比較的軽度な言葉によるからかい(いじり)」が33.2%で最多回答となっている。

職場イジメのレベルを参照した上で、被害者になっていたと思うかを聞くと、「思う派」が66.8%、「思わない派」が33.2%と、思う派が過半数を占めた。

被害の影響

被害経験ありと回答した430人に、誰からの被害かを聞くと「上司」が45.8%で最多回答となり、次いで「先輩」が40.7%、「同じ地位・役職」が30.2%と、年上からの被害が多い結果となっている。

また、被害後の影響を聞くと、「モチベーションが下がった」が46.3%で最多回答となり、次いで「職場に行きたくなくなった」43.3%、「周りを信用できなくなった」36.5%が上位にランクされた。

職場イジメが起きる環境

回答者全体の650人に職場イジメが起きやすいと思う環境を聞くと、「対面派」が84.7%、「オンライン派」が15.3%と、”対面派”が過半数を占めた。

同回答者に社内のコミュニケーション方法を聞くと、対面メインが54.6%で多数派になり、オンラインメインが45.4%となっている。

職場のハラスメント防止対策

回答者全体の650人に職場のハラスメント防止対策の有無を聞くと、「対策あり」が62.9%、「対策なし」が15.7%、「有無を知らない」が21.4%と対策ありの職場が多い結果となった。

対策ありと回答した409人に具体的な防止対策を聞くと、「相談窓口を設けている」が73.8%で最多回答となり、次いで「ハラスメントガイドラインの周知」65.8%、「ハラスメント研修および教育を実施」48.4%が上位3つの回答になっている。

調査結果まとめ

株式会社ライボ コミュニケーション戦略部 部長
広報グループ長兼「Job総研室長」
堀 雅一 氏

今回実施した「2023年 職場イジメの実態調査」では、全体の59.9%が職場イジメの目撃・相談の「経験あり」と回答し、その後の行動は「何もしていない派」が52.2%でした。また行動の有無に関わらず解決に至らなかったケースが7割以上、さらに目撃・相談があっても行動に移すことができなかった人が過半数を占める結果となりました。

職場イジメの境界線の最多回答は「数名による比較的軽度なからかい(いじり)の継続 , エスカレート(本人が傷つくいじり)」が44.3%であるのに対し、加害経験のある回答者の45.2%と被害経験のある回答者の33.2%の職場イジメの境界線は「1対1の比較的軽度な言葉によるからかい(いじり)」となっています。

この、認識レベルと実際のレベルのギャップを見ると、無意識に職場イジメの加害者、または被害者になっている人が多いと読み取ることができます。

職場イジメのレベルを参照した上で「加害者になっていたと思う派」が27.6%に対し、「被害者になっていたと思う派」は66.8%と加害意識よりも被害意識の方が強くなる傾向があると考えられる結果となりました。

暴力や暴言、数名による加害を職場イジメと認識していたものも、レベル別で加害,被害意識を確認すると個人による軽度のからかいを職場イジメと感じた経験のある社会人が多いことから、職場は知らぬうちにイジメが発生してしまう環境であったことがわかりました。

ハラスメント対策が実施されている場合でも、今後の出社回帰によって対面コミュニケーションが増加していくことを想定すると、職場でもイジメの対応策強化が必要になっていくことがわかる調査結果となりました。

調査概要
調査対象者/現在職を持つすべての社会人でJobQ Town登録者
調査条件/全国の20~50代男女
調査期間/2023年8月16日~8月21日
有効回答数/650人(男性6 / 女性4)
調査方法/インターネット調査

関連情報
https://job-q.me/articles/15275

構成/清水眞希

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