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「好きなことと得意なこと、どちらをやる?」育成のヒントが満載、大人世代に刺さるサッカー漫画「アオアシ」の魅力

2023.09.15

小林有吾による『アオアシ』は、Jユースを題材としたサッカーマンガ。既刊32巻の累計発行部数は1900万部を突破(2023年9月時点)。2022年にはTVアニメ化されるなど、話題を集め続けている作品だ。

同作の魅力は躍動感たっぷりなサッカーシーンにとどまらない。実は経営者、ビジネスリーダーの間で「読むべきマンガ」としてたびたび話題に上がっているほど、「人を育てること、成長させること」にまつわるヒントが詰まっている作品なのだ。この記事ではそうした面に着目したストーリーの注目ポイントと、主要キャラクターを紹介していく。

「好きなことをやるのか、自分に適したことをやるのか」

物語は、愛媛で暮らす中学3年生の主人公・青井葦人(あおい あしと・以下アシト)の元に、東京シティ・エスペリオンFCのユース監督・福田達也が現れることから動き出す。誰よりもサッカーを愛するが気が短いアシトは、中学最後のサッカー部の大会で相手チームの挑発に激昂し、推薦入学のチャンスを逃してしまった。そんなアシトの才能を福田は見出し、「入団試験を受けに来い」と声を掛ける。意を決して上京したアシトは、周囲との実力の差に愕然とし、数多の壁にぶつかりながらも、チームメイトと切磋琢磨しながら成長していく。

アシトたちの育成にあたる中心人物は、エスペリオン監督の福田と、コーチの伊達望の2人。

6巻より
監督の福田達也(中央)と、コーチの伊達望(右)。

福田は「思い通りに動く選手などいらない」と豪語し、常に「思考力」を重視する。無謀とも感じられる要求を選手に課すこともあるが、アシトが自分の中に生まれた思考を拙くも言葉にした際には、答えを教えてあげるのではなく「いいぞ、言語化できてる」と、思考が深まる過程を見守っていた。

3巻より
福田が求めるのは、自分で思考できる選手。それゆえ彼が直接声を掛ける選手は、一筋縄ではいかない変わった人間が多くなる。

また望は、一見強面な風貌だが、誰よりも選手に寄り添う心優しいコーチ。Bチーム(2軍)からAチーム(1軍)に昇格したアシトが「望さんのおかげや」と繰り返し礼を伝えると「Aは甘くない」と冷静に釘を刺しつつも、最後には「自分の可能性を信じ、少しずつ足下を固めろ。お前ならできる」と、レアな笑顔を浮かべながら激励した。高校時代からプレーを共にし、強固な信頼関係で結ばれている福田と望は、それぞれの立場から選手に向き合っている。

12巻より
かなり強面の望コーチだが、選手への思いは人一倍。鉄仮面が崩れた笑顔が覗く、レアなシーン。

そしてこの物語の大きなターニングポイントに、6巻でアシトがFWからDFへの転向を福田から告げられるシーンがある。それまでのストーリーで、ストライカーとして在ることへのアシトのこだわりが強く描写されてきたため、まさかのどんでん返しに誰もが衝撃を受ける場面だ。しかし福田は最初からアシトの適性を見抜き、彼をDFとして育てるつもりだったという。最初は苦しみ、絶望するアシトだが、自分の強みである視野の広さを生かし、次第にフィールド全体を見渡せるDFとしての醍醐味、才能の生かし方を見つけていく。

6巻より
ストライカーの成長物語……と思わせておいて、大どんでん返しのDF転向宣告。アシトは大きな絶望感を抱く。

「好きなことをやるのか、自分に適したことをやるのか」という究極の選択は、自分のキャリアに向き合うときに誰もが悩むもの。このように大人世代には、グッとくる場面が多いはずだ。

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アツい選手が勢揃い! 注目キャラクターを紹介

青井葦人(あおいあしと)

愛媛県出身。「全盛期ロナウドの生まれ変わり」を自称する自信家で、短気なのが玉に瑕だがサッカーへの愛情は人一倍。FWからDF転向を命じられて反発するも、類まれな視野の広さを生かし、司令塔としての才能を花開かせていく。

16巻より
DF転向から悶々とした思いを抱え続けるも、次第に守備の楽しさに目覚めていくアシト。前向きな姿勢が彼の成長を促している。

阿久津渚(あくつなぎさ)

DF。学年はアシトの1つ上。1年時から1軍レギュラーに入る実力の持ち主で、U-18日本代表にも選出。ストイックで気性が荒く、アシトにことごとく突っかかる。複雑な家庭環境で育ち、自分の生きる道はサッカーしかないと考えている。

21巻より
物語の序盤ではアシトの存在が気に入らず冷たく接していた阿久津だが、アシトがサイドバックとしての鍛錬を積む中で彼のことを認め始める。

栗林晴久(くりばやしはるひさ)

「エスペリオンユース最高傑作」と称される天才MF(ミッドフィルダー)。16歳でJリーグデビューを果たす。類まれなサッカーセンスでサッカー以外に興味がなく、「世界最高の選手になりたい」と豪語しアシトにも多大な影響を与える。

13巻より
プレミアリーグ柏大商業高校戦。後半で登場した栗林は、圧倒的な実力で異次元のプレーを見せて周囲の度肝を抜く。

桐木曜一(きりきよういち)

阿久津と同じくアシトの1つ上の学年。卓越したテクニックを持ち、無口でクールな性格のMF。周囲にも冷めた態度を取るが、プレミアリーグでは司令塔としてチームをまとめることを命じられ、自分の中のエゴと向き合う。

16巻より
周囲となかなか協調しない桐木は司令塔を任され、アシトたちが試合中に成長していく姿を見て自分のエゴに気づき始める。

北野蓮(きたのれん)

青森星蘭高校1年。1年生にして背番号10番を背負い、心臓のようにチームを支える。アシトと同じく俯瞰の目を持ちフィールドを把握し、さらに最上級の技術力でボールを自在に操る。

26巻より
苦境に立たされても笑みを浮かべる蓮。相手が強力であるほど、彼の闘争心はより燃え上がる。

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■作品情報
ビッグスピリッツコミックス『アオアシ』
小林有吾
https://csbs.shogakukan.co.jp/book?book_group_id=9365
1~32巻発売中
定価:各715円(税込)
小学館

[編集協力:コミックナタリー]

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