スニーカーや革靴、スポーツシューズやブーツなどに使われる「靴紐」。靴紐によって脱ぎ履きしやすさや履き心地が変化します。
今回ご紹介するのは100円均一ショップのセリアで購入できる「伸び~る靴紐」です。「伸び?る靴紐」にはどのような特性があるのか?他の靴紐との違いやメリット・デメリットを見ていきたいと思います。
そもそも靴紐にはどんな種類がある?
まずは、一般的に靴紐と言うと、どのようなタイプがあるのでしょうか。
■靴紐の形状
平紐タイプ
比較的カジュアルな印象の平紐タイプは、スニーカーやスポーツシューズなどによく使われています。結びやすく、解けにくいという特徴があります。
丸紐タイプ
フォーマルな印象の物が多い丸紐タイプは、革靴やビジネスシューズ、ブーツなどによく使われます。
平紐と比べると解けやすいという難点がありますが、耐久性は平紐より高いです。
その他
その他にも、平紐と丸紐の間を取ったような楕円形をしている平丸紐(オーバルシューレース)や、結ばなくても固定できる、結ばない靴紐などもあります。
■長さの選び方は?
靴紐の長さは、一般的には55cmから150cmの物が販売されています。靴に合う長さは、紐を通す穴(アイレット)の数が多いほどに長くなります。
また、一般的にはハイカットの靴はアイレットが多く、ローカットの物は少なくなります。
■色はどう合わせる?
さまざまなカラーの靴紐が発売されており、合わせ方もさまざまです。
一般的には、似た系統の色を使って靴と同化させると落ち着いた印象になります。靴とは違うタイプのカラーの靴紐を差し色として使うと、アクセントになります。ファッションとして、左右のスニーカーに、あえて異なるカラーを通すという方法もあります。
セリアの人気商品「伸び~る靴紐」とは
セリアから発売されている「伸び~る靴紐」についてご紹介していきます。長さは90cm~120cmまであり、色は白、黒、赤、青、ゼブラなどがあります。
見た目だけでは伸びる靴紐かどうか分かりませんが、引っ張るとかなり柔らかく、2倍近く伸びます。
■商品詳細
商品名:伸び~る靴ひも 90cm、白(左)、黒(中)、ベーシック(右)
価格:各110円(税込)
材質:ポリエステル、ゴム、PVC(先端)
サイズ:約120cm(左・中)、約100cm(右)
セリア「伸び~る靴紐」をハイカットのシューズに装着!
「伸び~る靴紐」をぜひ試したい!と筆者がすぐに思いついたのが、お気に入りのハイカットのシューズです。デザインも履き心地も気に入っているのですが…、ハイカットシューズのデメリットは着脱が非常に面倒だということ。
セリアの「伸び~る靴紐」を使用すれば、ハイカットシューズの唯一の欠点である“履き・脱ぎしにくさ”を解消できるのでは……?と考えました。
早速装着してみます。使ったのは「伸び~る靴ひも 120cm 白」です。ハイカットなので、長めの物が必要になります。
左が元々使っていた靴紐、右がセリアの「伸び~る靴紐」です。ちょっとカラーが白過ぎる気がします。靴のデザインから紐が浮いているように感じます。
カラーの「ベーシック」(写真中央)と比較すると、ベーシックの方が元々の靴紐に似ていてデザインに馴染みそうですが、今回は90cmの物しか見つけられなかったため断念しました。
■普通の靴紐と「伸び~る靴紐」を徹底比較!
まず普通の靴紐の方を履いてみます。
かなり紐をゆるゆるにした状態じゃないと、足の甲が入りづらいです。
靴を履き、ベロと呼ばれる真ん中の部分を引っ張ってみます。紐がしっかりと締まっていて、ほぼ伸縮性がないことが分かると思います。
かかとをグイッと引っ張っても同じです。足が靴の中でずれないので、これはこれで歩きやすいのです。
続いてセリアの「伸び~る靴紐」を装着した方を履いてみます。
靴紐がグイッと伸ばせるため、履きやすさは段違いでした。
こちらもベロの部分を引っ張ってみます。少しの力で結構伸びているのがお分かりになるかと思います。
かかとも引っ張ってみると……足が底から簡単に浮きました。
そのまま引っ張り続けると、するっと脱げました。これはすごい!
絶対に靴紐を解かないと着脱できなかったハイカットシューズが、「伸び~る靴紐」を使うことで着脱が簡単になりました。