電通の消費者研究プロジェクトチームである「DENTSU DESIRE DESIGN」(以下DDD ※1)は、テンションがあがったり、感動したりした買い物や体験を「心が動く消費」と定義。
全国20~74歳の男女計3000人を対象に、第5回「心が動く消費調査」」(※2)を電通マクロミルインサイトの「人と生活研究所」と共同で実施した。
本調査では、消費者の「買いたい・欲しい・やりたい・見たい」といった消費に関わる近い将来の意向と欲望の増減を可視化した「欲望未来指数」(※3)の最新数値を算出している。
「心が動いた消費」があった人は64.6%、前回調査(2022年11月)から2.9pt増加
【図表1】「心が動いた消費」の有無
Q. 1か月以内に心が満たされたり、テンションがあがったり、感動・刺激を受けた等、良い気分・気持ちが得られた買物や消費体験はありますか。
“心が満たされた””テンションがあがった””感動・刺激を受けた”といった「心が動いた消費」を体験した人は64.6%で、第2回調査(2021年12月)の65.1%に次ぐ結果となった。また、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で首都圏を中心に緊急事態宣言が発出されていた2021年5月実施の調査からは5.3pt伸長した。
「心が動いた【物品購入】があった」人は51.3%。また「心が動いた【有料体験サービス】があった」人は43.8%で初回パイロット調査からは+14.6pt、「心が動いた【有料コンテンツ】があった」人は41.0%でこちらも初回調査からは+4.3ptと伸長している【図表1】。