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40代以上のミドル層、シニア層男性のスキンケア習慣が幸福度の上昇に影響、サントリーウエルネス生命科学研究所報告

2023.09.09

スキンケアを行ない肌をキレイにすると、気分のスイッチが切り替わったり、高まったりすることがある。部屋を掃除するかのように、キレイにする行為は大抵、気分がいいのだろう。そんなことを漠然と思っていたが、この度、サントリーが興味深い研究結果を報告した。

サントリーウエルネス生命科学研究所は、40代以上のミドル・シニア層男性のスキンケア習慣が肌体感※1の改善と幸福度※2(Well-being)の上昇に影響することを世界で初めて※3解明したというのだ。

この研究結果は「IFSCC※4 2023 congressバルセロナ大会」(9月4日(月)~7日(木))で発表するという。

※1 「自分の肌について自分自身が体感したこと」をアンケートで評価
※2 主観的Well-being尺度(人生に対する満足尺度、協調的幸福感尺度、心理的Well-being尺度)アンケートで評価
※3 PubMed(米国立医学図書館が提供している医学・生物学分野の代表的な文献検索システム)にて、検索ワード「skincare」or「lotion」or「milky lotion」or「moisturizer」or「cream」or「cosmetics」and「well-being」による検索結果のうち40-64歳の男性を対象とした研究の学術文献を調査し該当なし(2023年8月同社調べ)
※4 国際化粧品技術者会連盟

発表演題

「Skin care habits influence on well-being indices such as interdependent happiness and life satisfaction with improvement in the skin conditions of middle and senior men(スキンケア習慣はミドル・シニア層男性の肌を改善するだけではなく、人生満足度や協調的幸福感などのWell-beingに影響を与える)」

発表者

サントリーウエルネス株式会社 生命科学研究所
山田えりか氏、須藤優里氏、松岡龍雄氏、竹本大輔氏、中尾嘉宏氏、出雲貴幸氏、中井正晃氏

サントリーホールディングス株式会社 研究企画部
泉玲子氏

研究の背景

近年、価値観の多様化や身だしなみ意識の向上によって男性スキンケア市場は伸長する一方、女性に比べて、男性の皮膚生理に関する研究報告は多くない。

また、スキンケア習慣に関する幸福度(Well-being)の研究報告は、男性・女性いずれにおいてもほとんどなかった。

ただ、40代以上のミドル・シニア層の男性は、加齢に伴う肌の老化や印象の変化により、自己肯定感の低下に繋がることが予想できる。

そこで、サントリーウエルネス生命科学研究所は、40代以上のミドル・シニア層男性のスキンケア習慣が肌の改善だけでなく幸福度の上昇に影響すると考えて、スキンケア習慣による肌体感、心理評価の各指標の変化を解析した。

試験方法

40歳以上65歳未満のスキンケア習慣(日焼け止めを除く)のない健常男性71名を対象に、サントリー独自の「WOW高浸透型エマルジョン※5」技術を用いたサンプルを1日2回(朝晩洗顔後)、30日間顔全体に塗布。サンプルの使用前、使用開始から10日後および30日後に、肌体感と心理評価(主観的Well-being)をアンケートにて調査した。

※5 WOWはWater in Oil in Waterの略で、内水相、油相、外水相の3相の構造をした乳化物(エマルジョン)のこと。「経時安定性を有するW/O/W型エマルジョンおよびその製造方法」として特許を取得(特許第5563723号)している。

結果

肌体感については、サンプル使用開始から10日後および30日後に、肌の乾燥・肌のツヤ・顔色の明るさ・肌の脂っぽさ・そり負け・目の下のたるみ・ほうれい線などが有意に改善。

図1.スキンケア習慣による肌体感の変化

心理評価については、サンプル使用開始から10日後および30日後に、人生に対する満足尺度・協調的幸福感尺度・心理的Well-being尺度が有意に上昇した。

図2.スキンケア習慣による主観的Well-being尺度(人生に対する満足尺度、協調的幸福感尺度、心理的Well-being尺度)アンケート結果の変化

まとめ

これまでスキンケアに関する研究報告がほとんどないミドル・シニア男性を対象に研究を行なったところ、スキンケア習慣によって、肌体感の改善と幸福度(Well-being)の上昇が示された。

以上のことから、ミドル・シニア男性のスキンケア習慣が人生の満足度や自己肯定感を高めて、他者との関係性を築くための一助になる可能性が示唆された。

対面での身だしなみマナーにつながるスキンケアが自分自身の幸福度にも役立つのであれば、やらないに越したことはない。かといって、ストレスになるような負荷がかかっても長続きしないことが多いので、自分のライフスタイルにあった頑張りすぎないスキンケア習慣を身につけてみてはいかがだろうか。

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構成/ob1

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