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飯豊まりえさんが語るデビューからの15年で変わったこと、変わらないこと

2023.09.10PR

俳優・飯豊まりえさん。現在25歳の彼女は、10歳でデビューしてから、ファッションモデル、声優、俳優と表現の幅を広げ続けてきました。最近は、NHK 連続テレビ小説『ちむどんどん』や映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』での演技が高い評価を受け、テレビドラマ『何曜日に生まれたの』(ABCテレビ・テレビ朝日系・野島伸司脚本)では主演を務めています。そんな飯豊さんの、デビュー15 周年を記念した写真集『かの日、』(小学館)が発売されました。自ら企画立案とプロデュースを行った本作にまつわる特別インタビュー。趣味のフィルムカメラや、ハマっている小説やマンガ作品に続き、今回は仕事について、写真集撮影時のエピソードについて伺いました。

前編はこちら

「SNS時代にファンレターをいただくと、とてもうれしいです」

世の中の変化が加速する中で

――デビュー15周年と伺いました。この15年間に、東日本大震災、働き方改革、多様性を認め合う文化の形成などがありました。飯豊さんのキャリアは、世の中の価値観が変わっていったタイミングと重なります。

そうですね。私がお仕事を始めたころと比べて、いろんなことが話しやすい環境に少しずつ変化しているように感じます。最近は、例えば「ベビーカーはレンタルの方がいい」など、現場でもご家族やご家庭のお話を耳にすることが多くなったのかなと思います。

私がデビューした当時は、SNSがここまで普及していなかったので、事務所にファンレターが届いていました。

色とりどりのレターセットに、その人となりが伝わる文字がしたためられていて……今も事務所にファンレターをいただくことがあるのですが、とてもうれしいです。

1回目で、「フィルムカメラのいいところは、何が写っているかわからず、現像に時間もかかる」とお話ししましたが、手紙もそれと似ているなと思います。“既読”がつくわけではないですし、往復に時間がかかるので、心の交流ができている実感があります。

――飯豊さんは、現在25歳。10歳のときから大人とともに仕事をしています。これまでに出会った「カッコいい大人」はどんな人か、そしてそういう大人のエピソードをお聞かせください。

好きなものへの知見を深めている方は、カッコいいなと思いますし、お話ししていて刺激を受けます。

最近、シシド・カフカさんから、多肉植物のお話を伺いました。テレビドラマ『何曜日に生まれたの』(ABCテレビ・テレビ朝日系)で共演させていただいていますが、シシドさんは多肉植物や植物にものすごくお詳しくて。

私は、友人たちから誕生日プレセントでいただいたアデニウムという植物を育てているのですが、シシドさんに鉢の植え替え方法や、手入れのやり方を伺って、「なるほど」という発見がたくさんありました。

「平成生まれなんですが、昭和の文化にも心惹かれます」

どんどん変わっていく街で見つけたもの

――これから飯豊さん自身が深めていきたいジャンルはありますか?

歴史や日本文化に興味があります。最近、着物を着る機会があり、模様、色、素材にいろんな意味があるのだと知りました。着物にまつわる技術も、さまざまな文化を学び知識を得て、仕事を通じて広めていきたいと心のどこかで思っています。

東京の街全体もそうですが、振り返るとこの15年間で再開発が急速に進み、いろんなものがなくなっていることにも気付きました。私は平成生まれなのですが、昭和の文化に心惹かれるんです。人の手によるものが多いからか、熱意やぬくもりのようなものを感じます。写真集『かの日、』の撮影候補地に、お弁当やカップラーメンなどのレトロな自動販売機がたくさん置いてある場所もありました。

実際に訪れて撮影し、多くの発見があったのは、日本橋川でのクルージングです。

日本橋川を船で移動するのですが、歩いているのとは、全く風景が違うんです。日本橋の橋梁には、1923年関東大震災のとき火災に遭った船がぶつかった燃えあとがありました。また、歩いて見えていても気付かないのは、竹橋付近の護岸壁の石積みが、江戸時代に大名が作ったものだったということ。ほかにも、教えていただかなければ、知らないことがこの世にはたくさんあるのだと知りました。

こうしている間も、どんどん街は変わっていくんですよね。写真集にもそういう痕跡が残っていると思います。被写体は私なのですが、その向こうにあなたの大切な思い出や、そのときの空気を感じていただけたらとてもうれしいです。

­­­インタビューが終わったあとも、飯豊さんの凛とした雰囲気と透明感の余韻はいつまでも残っていました。「写真集『かの日、』では本当の自分を出しました」と語る彼女は、ここからどのように進化し、新しい世界を私たちに見せてくれるか。

衣裳クレジット/ドレス73万9200円・パンプス14万8500円(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン〈ボッテガ・ヴェネタ〉)  TEL0120-60-1966    トップス・アクセサリーはスタイリスト私物。※すべて税込み

飯豊まりえ
モデル/俳優。1998 年 1 月 5 日生まれ、千葉県出身。2009 年ファッション雑誌「ニコプチ」でモデルデビュー。2012 年に女優デビュー後、数多くのドラマ・映画で活躍。主な出演作にドラマ『岸辺露伴は動かない』シリーズ、『君と世界が終わる日に』シリーズ、映画『シライサン』、『いなくなれ、群青』など。ドラマ『オクトー ~感情捜査官 心野朱梨』では主演を務めた。2023 年は、映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』、アニメ映画『ブラッククローバー魔法帝の剣』で声優としての出演も話題に。『Oggi』専属モデル、『MORE』レギュラーモデル。主演ドラマ『何曜日に生まれたの』は日曜よる10時より放送中。

飯豊まりえデビュー15 周年記念写真集
『かの日、』(小学館/3300円)
撮影/東 京祐 全200ページ、掲載写真は約180枚に及ぶ大ボリュームの写真集。巻末には公私共に親交の深い岡山天音さん、西野七瀬さんによる寄稿文も掲載している。
https://www.shogakukan.co.jp/books/09682420

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撮影/五十嵐美弥(書籍静物) スタイリスト/コギソマナ(io) ヘア&メイクアップ/AYA(TRIVAL) 取材・文/前川亜紀

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