40-50代男性が思う「オジサン像」と、周囲が思う「オジサン像」には、どれほどのギャップがあるのだろうか?また、オジサン認定される人の共通点とは?
そんな「オジサン」の生態に迫る「オジサンの曲がり角に関する調査」と題した意識調査がこのほど、新田ゼラチンにより、自身をオジサンになったと感じる全国の40-50代男性(400人)、全国の10~60代一般男女(200人)の計600人を対象に実施された。
「オジサンの構成要素」とは?周りが思う“あるある像のオジサン”と自己認識では大きなギャップが。
子ども・妻世代が思う “オジサン” =「臭いのキツイ人」?
「オジサンだと感じる、“身体的”な特徴は何ですか」という質問に対し、40-50代男性(以下、オジサン)はシワや白髪、お腹が出ているなど目に見える症状を選択する傾向が強く、10-30代男女(以下、子ども世代)や40-60代女性(以下、妻世代)については、約6割が「加齢臭」を選び、その他「強い口臭」については子ども世代で42.0%、妻世代で36.0%が選択する結果となった。
“身体的”特徴については、オジサン自らも周囲も同じ意見がランキング上位に集まる結果となったが、オジサンの“精神的”特徴についてはオジサンと周囲の意見が割れる形となった。
“オジサン認定される人”の言動には、意外な共通点が?
オジサン自身は、オジサンの精神的特徴を「涙もろい」や「性格が丸くなった」とポジティブに捉えている傾向が強いと見受けられるが、子ども世代と妻世代では共通して「痰を吐く癖」や「若者の批評」に回答が集まる結果となり、認識のズレが見られた。
世代ごとの特徴では、子ども世代「武勇伝の披露」、妻世代「爪楊枝で歯に挟んだものを取る姿」についてオジサンだと感じているようだ。
家族内でのオジサン孤立は、自身を客観視できないことが原因?
別設問として、オジサン自身に「今の自分が共感すること」について尋ねたところ、「家族とのコミュニケーション」にまつわる項目に回答結果が集まった。
これらの結果を見ると、オジサンは“無意識”のうちに痰を吐いたり、若者を批評するなどしており、それらの言動によっていつの間にか「オジサン認定」され、遠ざけられているのかもしれない。
オジサンは家庭内で「要ケア」な存在! 全年代比較でストレス度は最高値、原因は “オーバーワーク”?
全年代で最もストレスを感じているのはオジサン、理由は「仕事関係」
続いて、「あなたはこれまでの人生の中で、現在が最もストレスを感じていると思いますか」という質問に対して、「はい」と回答した人の内訳を見ると、第一位「40代(48.9%)」、第二位「50代(46.1%」)となっており、その背景にあるものは「仕事関係」だと判明した。(複数回答可)
働き盛りの世代別「現在が最もストレスを感じている」人の割合
テレワークの浸透は進むも、オジサンは「オーバーワーク」で悩み、ストレス過多に?
「現在が最もストレス度が高い」と答えた40-50代の背景にあるものは「仕事関係」だと判明した。この結果を踏まえて、なぜ仕事関係のストレスが高いのか探るべく、各世代の働き方について詳しく見ていく。
「どのようなことがストレスになっていますか」という質問を投げかけたところ、他の世代と比較するとオジサンは比較的どの項目においても回答率が高く、注目すべきは40%以上が仕事に熱意を持てておらず、長時間労働による疲れに苦しんでいることが判明した。
地域別では、一都三県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)よりも関西圏(大阪府、兵庫県、京都府)のオジサンのほうがオーバーワークを感じている傾向があるとわかった。