9月に入り、2023年バスケットボールワールドカップ(W杯)が佳境に突入。2023年ラグビーW杯も間もなく開幕する。そんな中、サッカー日本代表も今月9・12日にドイツ・トルコという強豪2カ国と欧州の地で激突することになっている。
森保ジャパンの9月シリーズはドイツ・トルコとの2連戦
あくまで親善試合ではあるが、ご存じの通り、ドイツとは2022年カタールW杯以来、10か月ぶりの再戦。日本が堂安律(フライブルク)、浅野拓磨(ボーフム)のゴールで劇的逆転勝利を挙げた名勝負が記憶に新しいだけに、大いに注目されるところだ。
ドイツはカタールW杯でまさかの2大会連続グループリーグ敗退を強いられ、2023年に入ってからも1勝1分3敗という低迷が続いている。ハンス・フリック監督も日本に連敗するようだと指揮官継続が難しくなりかねない。ここは是が非でもリベンジを果たすべく、凄まじい迫力でぶつかってくるだろう。
トルコにしても、2002年日韓W杯以来の顔合わせ。30代以上の人であれば、大雨の降りしきる宮城スタジアムでウミトダバラのヘッド一発に沈んだ悔しい敗戦を記憶しているのではないか。懐かしい国との対戦ということで、やはり動向が気になるはずだ。
8~9月出発の欧州往復航空券は20万円でも安い方。買い方を考えるべし
そんな2連戦があるだけに、サッカー代表取材を生業とする筆者も当然、渡欧しなければならない。しかしながら、最近の超円安は尋常ではない。今年1~2月の欧州取材時は1ユーロ=140~145円で、それでも相当に高く感じたが、9月1日時点のレートは1ユーロ=158円。クレジットカード決済すると160円を越えている。これには頭を抱えるしかないが、これまで以上のコスト削減が求められるのは確かだ。
第一の工夫は航空券探し。今年の8月末~9月頭の日本出発エアチケットは20万円以下というのがほとんどない。コロナ後の中国系航空会社の運航再開もあって、中国東方航空などでは15万円程度のバーゲン価格も出ているが、アジア系や欧州系、中東系エアラインを選ぼうとするとそうそう安くはできないのが実情である。
筆者も出発1か月以上前から探しに探した結果、往路はアシアナ航空+トルコ航空の2回乗り継ぎでブダペストに入り、復路はフランクフルトからアシアナ航空を使って帰国するという変則的チケットを20万2000円で購入した。それ以上の好条件のチケットがなかなか見つからなかったからだ。
とはいえ、出発ギリギリのタイミングで再検索したところ、往路はスイス航空で1回乗り継ぎ、復路はルフトハンザの直行便といった航空券が22万円程度で出ていた。つまり、「早く買うかギリギリに買うかをしっかりと見極めること」が、コストダウンにつながってくるようだ。毎日のように航空券サイトを見るのはストレスがたまるが、それも旅行の一環を捉えれば、それなりにエンジョイできるだろう。