小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

【カブガールが行く】クロスカブで安芸灘とびしま海道を走ってノープラン島旅ツーリング

2023.09.07

「安芸灘とびしま海道」のはじまり

国道185号線に戻って20分ほど走ったところで、再び橋へと続く標識を発見しました。

橋の名前は「安芸灘(あきなだ)大橋」。7つの島をつなぐ「安芸灘とびしま海道」の入り口にあたり、最初の島である下蒲刈(しもかまがり)島へと続きます。ところが…、どうやら安芸灘大橋は通行料がかかるようなのです。

「自動車専用道じゃないといいけど…」

有料道路と聞くと、カブ乗りのほぼ全員が心配になるポイントかもしれません。自動車専用道とは、その名の通り自動車のみが通行できる道のこと。原付二種であるクロスカブは通行できないため、回り道や別のルートを探さなければいけなくなるのです。

不安を胸に橋への道を進んでいくと、料金所の看板に「二輪車 125ccまで50円」の文字を発見しました。ホッとすると同時に、通行料の安さに思わず笑ってしまいます。このリーズナブルさも、島旅にカブをおすすめしたい理由のひとつです。

一見穏やかに見えた瀬戸内海ですが、橋の上から見てみると、海面にいくつもの筋や渦のようなものが浮かび上がっています。その激しさは「瀬戸のうずしお」で有名な淡路島付近を思い出すほど。小さな島が集まる瀬戸内海ならではの風景です。

さて、下蒲刈島へと着くと、予想していたものと違う風景に出会いました。石畳の道と立派なお屋敷が続く、江戸時代のような景色。「三之瀬地区」と呼ばれるエリアです。

実は下蒲刈島は、かつて関所として栄え、大名や公家が宿泊する本陣が集まったり、朝鮮通信使の宿泊地となったりした場所。現代はそれらの建物が資料館や文化財となり、観光客に人気なのだそうです。

言われてみれば当時は陸路が発達しておらず、遠くから人や物を運ぶには海路が一番。拠点や宿泊場所として、瀬戸内海の島々は優れていたのでしょう。

付近には、当時使われていた「櫂伝馬船(かいでんません)」という小舟の展示もありました。

櫂伝馬船はスピード性・安定性に優れ、高速船として海難救助や緊急を要する際の連絡船として使われていました。

水軍(海賊船)が用いた舟がルーツにあり、現代では「櫂伝馬競漕」という伝統的なレースが行われているのだそう。漕ぎ手・船頭・太鼓打ちなど18人が乗って競うというのだから、想像するだけで迫力満点です。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年11月15日(金) 発売

DIME最新号は「2024年ヒットの新法則!」、永尾柚乃、小田凱人、こっちのけんと他豪華インタビュー満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。