高校生の平均預貯金額は166,039円、大学生等は290,401円
続いて、現在の預貯金の状況について質問した。
全回答者(1,000名)に、預貯金をしているか聞いたところ、「している」は53.3%、「していないが、したいと思う」は38.9%、「していないし、したいと思わない」は7.8%。預貯金をしている人の割合は、高校生では48.2%、大学生等では60.9%となった。
前回の調査結果と比較すると、預貯金をしている人の割合は、高校生では9.1ポイントの下降(前回調査57.3%→今回調査48.2%)、大学生等では2.9ポイントの下降(前回調査63.8%→今回調査60.9%)となった。
預貯金をしている人(533名)に、今、どのくらいの預貯金を持っているか聞いたところ、高校生では平均166,039円、大学生等では平均290,401円だった。
前回の調査結果と比較すると、預貯金額の平均は、高校生では49,314円の増加(前回調査116,725円→今回調査166,039円)、大学生等では22,683円の増加(前回調査267,718円→今回調査290,401円)と、特に高校生で増加幅が大きくなっている。
止まらない物価高騰や社会情勢の先行き不透明感などが、10代の貯蓄意識に大きな影響を与えているのではないか。
預貯金をしている人・預貯金をしたいと思っている人(922名)に、その理由を聞いたところ、「将来のため」(58.1%)が突出して高くなり、「万が一のときのため」(41.0%)、「買いたいものがあるため」(40.8%)、「一人暮らしをするため」(25.5%)、「旅行に行くため」(23.5%)が続く。
前回の調査結果と比較すると、「万が一のときのため」は前回調査(3位)から順位を1つ上げ2位となった。
調査概要
調査タイトル/10代の金銭感覚についての意識調査2023
調査対象/ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする15歳~19歳の学生
調査期間/2023年7月19日~20日
調査方法/インターネット調査
調査地域:全国
有効回答/1000サンプル
調査協力会社/ネットエイジア株式会社
関連情報
https://www.smbc-cf.com/news/index.html
構成/清水眞希