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今さら聞けない「サイドブレーキ」の役割と基本的な仕組み

2023.09.27

車を運転する際、頻繁に使用する「サイドブレーキ」。運転に慣れていない方の場合、正しい使い方や仕組みを理解できていないケースも少なくない。そこで本記事では、サイドブレーキの役割と仕組みを詳しく解説する。作動方法と注意点もなどの使い方をマスターして、日々の安全運転に役立ててほしい。

サイドブレーキとは?

まずは「サイドブレーキ」とは何かを理解するため、その役割や仕組みを詳しく見ていこう。

停車時などに車の静止状態を維持するためのもの

「サイドブレーキ」の正式名称は「パーキングブレーキ」。特定の場所で停車する際などに、車体を一時的に制動させるものだ。従来は、運転席の左右どちらかに引き上げ式のレバーが搭載されており、手動で操縦していたため「ハンドブレーキ」と表すこともあった。しかし近年では、フットペダル式や電動式を用いた車体が増えている。

サイドブレーキの仕組み

サイドブレーキを採用した車体の多くは、レバーを引くと同時に後輪と連動したワイヤーへ強い力が加わる。その張力によりブレーキパッドを締めつけて後輪2つにブレーキがかかる仕組みだ。うっかりニュートラルの状態で走行してしまっても、サイドブレーキと比較すると制動力はかなり低い。

足踏み式サイドブレーキの特徴

「足踏み式サイドブレーキ」は、主に運転席の足元部分に設置されており、AT車のみ使用できるという特徴がある。ペダルを踏み込むだけでサイドブレーキを作動させ、解除する場合はもう一度同じ動作をすることが必要だ。脚力を使って強力に静止状態を維持できるメリットがあるが、MT車に乗り慣れている人はクラッチペダルだと誤認識してしまうデメリットもある。

その他のブレーキとの違い

次に、混同しがちなブレーキとの違いを見ていこう。

フットブレーキ

「フットブレーキ」は、走行中の車を減速させる踏み込み式のブレーキ。、一般的にはアクセルペダルの左側に設置されており、減速や停車を目的として使われる。フットブレーキは前輪を「ディスクブレーキ」、後輪を「ドラムブレーキ」と表す。ブレーキペダルを踏み込むとブレーキランプが点灯し、後続車両に対して減速または一時停止することが伝わる。

エンジンブレーキ

「エンジンブレーキ」は特別な手順を必要とせず、アクセルの踏み込みを中断すると緩やかに減速ができる。主にフットブレーキを補助する役割があり、AT車の場合は「O/D(オーバードライブ)」を作動させ、シフトレバーを「L(ローギア)」に切り替えると大幅に制動力が上がる。適切な使い方をすれば快適に走行できる特徴もあるが、緊急停止時はエンジンブレーキではなくフットブレーキを作動させよう。

サイドブレーキを作動させる方法と注意点

最後に、サイドブレーキを作動させる方法と走行時の注意点を解説する。正しい使い方や注意点を理解しておけば、不意のトラブルなどを未然に防ぐこともできるため、必ずチェックしてほしい。

サイドブレーキを作動させるには

サイドブレーキを作動させる順番は車種によって異なり、AT車の場合はまずブレーキペダルを踏み込んだままサイドブレーキを強く引き、車体を静止させてからPレンジに切り替える必要がある。

一方で、MT車にはブレーキペダルの左側にクラッチペダルが設置されている。そのため、シフトレバーを操縦してからサイドブレーキをかけることになる。正しい使い方を意識することで、機構への負荷や著しい劣化を軽減できる。

サイドブレーキ作動時の注意点

サイドブレーキを解除し忘れたまま走行してしまうと、ブレーキシューに摩擦熱が加わり劣化してしまう恐れがある。さらに、寒冷地ではブレーキ自体が凍結してしまう可能性もあるため、その場合は車を発進させずロードサービスに連絡しよう。安全で快適な運転を実現するためにも、注意点を意識してこまめなメンテナンスを怠らずに行いたい。

 

※データは2023年9月上旬時点のもの。

※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。

※製品およびサービスのご利用はあくまで自己責任にてお願いします。

文/編集部

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