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まさに無料体験の宝庫!超円安時代におけるアメリカ旅行の穴場スポット「ワシントンDC」の歩き方

2023.09.08

日本人旅行者が素通りしてしまうような場所に、実は本当のアメリカ旅の魅力が隠されているもの。

現地ライターならではの目線で、そんなおすすめのアメリカ旅行先をガイドしていくシリーズ、第7回はニューヨークとロサンゼルスからの小旅行先の穴場をまとめて紹介する。

アフターコロナの超インフレ、超円安の中でビジネスパーソンが出張帰りに立ち寄るべき場所とは?

ようやくコロナ禍での渡航制限、出入国の水際対策も撤廃され、海外旅行熱が止まらないという方もいるのではないだろうか。

また、ここに来て海外出張が増えてきたというビジネスパーソンも多いはず。アメリカの2大都市、ニューヨークとロサンゼルスは、その行き先の代表と言える。

しかし、観光を楽しむにも、この世界的インフレと歴史的円安のダブルパンチで、ただでさえ物価の高いニューヨークとロサンゼルスでは、なかなか豪遊とまでは行かない。地元民行きつけの近隣都市も訪れ、お得に旅気分を味わってはいかがだろう。

ニューヨーク観光の楽しみと言えば、世界的に有名なミュージアムめぐりがある。たとえば、メトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)、アメリカ自然史博物館(American Museum of Natural History)、ニューヨーク近代美術館(MoMA)が定番トップ3に挙げられる。ただ、アメリカのミュージアム入場料は馬鹿にならない。

メトロポリタン美術館は30ドル(約4200円)、アメリカ自然史博物館は28ドル(約3920円)、ニューヨーク近代美術館は25ドル(約3500円)かかる。

つまり、この3館だけで、すでにひとり当たり83ドル(約1万1620円)の出費だ。ニューヨークにはそれ以外にも美術や歴史、宇宙、科学など多くの名ミュージアムがそろうが、よほど懐に余裕のある場合を除き、ちょっと躊躇してしまうのでは。そこで推したいのがワシントンDCへの小旅行だ。

ニューヨークからワシントンDCへはおよそ350キロと、日帰りもできるし、週末に1、2泊するにもちょうどいい距離。現時点では飛行機の利用が最速となるが、アムトラック鉄道が誇る高速列車、アセラ(Acela)のチョイスも◎。

片道3時間を切り、空港での待ち時間を考慮すれば飛行機と比べても遜色ない。ちなみに2024年、予定通り高速の新型車両が導入されれば、さらに移動時間は短縮される。

無料体験の宝庫、見どころたくさん!ワシントンDCで大人の修学旅行を

連邦議会議事堂の歴史ある建物は、内部の見学も可能。予約は公式サイトにて

ワシントンDCは言わずと知れたアメリカの首都。ありとあらゆる政府機関に加え、各国の大使館も集まる。街中で警察が目を光らせているため、治安はアメリカ一であろう。これで日本人旅行者も安心して観光できるというもの。

映画やドラマ、メディアで見慣れたホワイトハウス(The White House)、連邦議会議事堂(U.S. Capitol)は、日本の首相官邸や国会議事堂に当たる場所だが、どちらも無料で見学できることはご存じだろうか。

議員の仲介を要するホワイトハウスと違って、議事堂の見学ツアーはなんのゆかりもない旅行者でも簡単に申し込め、しかも内部にまで入れる。歴史や政治に興味がなくても貴重な体験となること請け合いだ。

ホワイトハウスは外観だけであれば、門のすぐ前からいつでも見られるので、必訪スポットであることに変わりない。テレビ画面からは伝わらない、真向かいに陣取るデモ隊や観光客が行き交う広場の様子、黒塗りの車の出入りなどを目の当たりにでき、なかなか興味深い。

何台もの警護カーに挟まれてゴツい車が通る際などは、乗っているのは大統領なのか国賓なのか、いろんな想像がよぎる。

徒歩圏内には、ワシントンDCのシンボルであるナショナル・モール(The National Mall)とワシントン記念塔(Washington Monument)、リンカーン記念館(Lincoln Memorial)も。歴史が動いた瞬間を思い起こさせる、そのすべての場所が入場無料となっている。

ホワイトハウス正面。「ハウス・オブ・カード 野望の階段」など数々の米政治ドラマ・映画の舞台になった、圧巻の佇まい

リンカーン記念館から見下ろすナショナル・モール。公民権運動、反戦運動など、集会や講義活動の場となり、1月20日の大統領就任式も行われる

そして、世界の中でも最高峰、スミソニアンの名だたるミュージアム群を忘れては話にならない。ワシントンDC 内だけで17の施設を有し、しかもすべてが入場無料! 

アメリカのトップオブトップの人気と言える国立航空宇宙博物館(National Air and Space Museum)を始め、映画「ナイト ミュージアム」の舞台となった国立自然史博物館(Smithsonian National Museum of Natural History)も有名だ。

美術に関心があるなら、ナショナル・ギャラリー・オブ・アート(National Gallery of Art)へ。ダ・ヴィンチやロダンの傑作から、日本人になじみ深い印象派もモネ、ルノワール、ゴッホ、ゴヤ、セザンヌ、マティス、ピカソ、マネ、ゴーギャンと、錚々たるコレクション。しかも、入場は無料である。教科書レベルの知識しかなくても、大興奮間違いなしであろう。

個人的に訪れる価値ありと思えたのが、スミソニアン国立動物園(Smithsonian’s National Zoo)。注目はパンダである。上野動物園では長蛇の列に1時間並んでも、見られるのはほんの数分だ。

それがここでは行列もなく、愛くるしいパンダのしぐさが見放題。大人も思わず童心にかえり、出張や旅の疲れも吹き飛ぶ癒しの時間となろう。入場無料なので、パンダだけを目当てに、いつでも気軽に立ち寄れるのがうれしい。

旅の最後に、ワシントンDCからポトマック川を越えてすぐのお隣バージニア州で、アーリントン国立墓地(Arlington National Cemetery)と海兵隊戦争記念碑(Marine Corps War Memorial)にもぜひ足を運んでみよう。平和の大切さを実感する今だからこそ、心に響く光景と言える。

国立自然史博物館は混み合う前の早めの入場が望ましい。「呪われた宝石」と呼ばれるホープダイヤモンド、初期人類「ルーシー」からの進化過程の展示は必見!

思いのほか巨大な海兵隊戦争記念碑(硫黄島記念碑)は、有名なピュリッツァー賞受賞写真がモチーフ。間近で見ると迫力満点だ

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