これからの時代を担うZ世代。時代の最先端を生きる彼・彼女らはどんな媒体から情報を収集し、また、どんな価値観・考え方を持っているのだろうか?
MCEI東京支部はこのほど、Z世代のメディア接触や意識・価値観に関する実態調査を実施し、その結果を発表した。
Z世代の情報源ベスト、1位はSNS、2位は動画サービス
Z世代の情報源でもっとも多かったのは、「SNS」で66.9%だった。以下、「無料動画サービス」(62.9%)、「テレビ」(60.9%)と続いた。“若者のテレビ離れ”が叫ばれて久しいが、Z世代においては一定数テレビを情報源として活用していることがわかった。
SNSの情報を通じた商品購入の有無について調べたところ、56.0%が「購入したことがある」と回答した。中でも「インフルエンサーが投稿した商品を購入したことがある」と回答した人は27.8%となり、インフルエンサーがZ世代の購買意欲喚起に一役買っている実態がうかがえた。
新しい商品やブランドで重視している情報源について調べたところ、「SNS」が51.6%で最多となった。以下、「Webサイト」(28.6%)、「テレビ」(27.8%)と続いた。
問題や悩みの相談相手は誰かと尋ねると、「母親」が59.3%と最多となり、以下「友人」(52.8%)、「父親」(40.7%)と続いた。
性格や価値観について調べたところ、Z世代は、半数以上が他人の目を気にしており(55.7%)、問題を先送りしがち(52%)という傾向が見受けられた。
<調査の概要>
調査目的:Z世代のメディア接触や意識・価値観などを明らかにし、Z世代の実態を把握する
調査方法:インターネットアンケート調査
調査対象地域:全国
調査対象:Z世代(15歳~25歳:248人) 、Z世代以外(26歳~49歳:219人)※比較対象として調査
調査数:【Z世代】 248サンプル 【Z世代以外】219サンプル
調査対象リスト:調査会社保有のインターネットアンケートモニター、MCEI会員
調査期間:2023年3月22日~4月24日
構成/こじへい