Audirect/注目の超小型USB DAC
iPhoneがステレオミニジャックを省略してから、スマホのイヤホンは完全ワイヤレスが主流になっている。しかし、音質を考えれば有線の方が有利でありDAPや自宅用に持っている高音質な有線イヤホンをスマホで使いたいこともある。そこで注目したいのがUSB-C端子に差し込む超小型DACだ。変換ケーブル型の方が便利だが、スティック型ならES9281などの高性能DACを使ったり、4.4mmのバランス対応などもあり、音質も期待できる。
Audirectは中国のオーディオ・映像機器製造メーカーで、小型DACを中心にした高性能でハイコスパな製品を作っている。最新モデルはESS社のDAC、ES9281AC PROを使い、PCM32Bit/768kHz、DSD512、MQAにも対応。これを使えばスマホのストリーミング音源を高音質で楽しめるのだ。
同社のフラッグシップモデル「BEAM 4」(実勢価格約3万6000円)。バッテリー内蔵で、DACに安定した電力供給をおこなう。電力不足になった場合は接続したスマホからの電源供給に自動切り替え。3.5mmに加え4.4mmバランス対応。驚くほど鮮明で透明感のある音。低域の厚みも出る
手前が4.4mmバランス対応の「Beam 3S」(実勢価格約1万4000円)で、奥がオペアンプを2基搭載した「Beam 3Pro」(実勢価格約1万8000円)。どちらも音は本格派で、レスポンスが良く、高域の粒立ちもある
重さ5gの「ATOM 3」(実勢価格約8000円)はlightningまたはUSB-C接続に対応した超小型DACで、ES9280AC PROを搭載。挿すだけで使えるがゲイン切り替えがないので接続するイヤホンによって音量が異なる