VAIOは、13.3型モバイルPCの新製品として、個人向け「VAIO S13(VJS135シリーズ)」と法人向け「VAIO Pro PG(VJPG31シリーズ)」を8月29日に発表。同日よりVAIOストア、ソニーストアおよびVAIOストアビジネスにて受注を開始した。「VAIO S13(VJS135シリーズ)」の価格は159,800円~。
今回登場した「VAIO S13(VJS135シリーズ)」と「VAIO Pro PG(VJPG31シリーズ)」は、コンパクトな筐体に画面縦横比16:10の13.3型ディスプレイ(1,920×1,200ピクセル)を採用したモバイルノートPC。一般的な13.3型ワイド16:9フルHDディスプレイ(1,920×1,080ピクセル)と比べ、縦方向のサイズが約8.2%も増加し、縦横比16:9の14.0型ワイドディスプレイに匹敵する生産性を実現した。
また、毎日持ち歩いても苦にならない約1,072kg(最軽量構成時)の軽量ボディで、A4ファイル程度の大きさなので、スリムタイプのビジネスバッグはもちろん、サイドデスクにもさっとしまうことができるうえ、新幹線の狭いテーブルでも快適に作業することが可能だ。
さらに、LTE対応モデルでは「eSIM」と「物理SIM(nanoSIM)」の2つのSIMに対応。1台のノートPCで複数の無線通信回線を利用できるので、仕事用とプライベート用といった用途や目的によって回線の使い分けが可能だ。
もちろん、堅牢性にもこだわっており、モバイルユースにおけるさまざまなアクシデントを想定した、数十項目にもおよぶVAIO独自の厳しい品質試験を実施。アメリカ国防総省制定のMIL規格(MIL-STD-810H)に準拠した品質テストもクリアしている。
性能面では、プロセッサーに最新世代の第13世代インテル Core Uシリーズを採用しており、「VAIO S13」はCore i3-1315U/Core i5-1334U/Core i7-1355U、「VAIO Pro PG」はCore i5-1334U/Core i5-1345U/Core i7-1355U/Core i7-1365Uから選択可能。なお、「VAIO Pro PG」では、インテルvProプラットフォーム準拠モデルも用意する(9月下旬以降に提供予定)。
OSはWindows 11 HomeまたはWindows 11 Proで、メモリは8GB/16GB/32GB(VAIO S13のみ)、ストレージは256GB SSD/512GB SSD/1TB SSD(VAIO S13のみ)。バッテリー駆動時間は約21.5時間。インターフェースはUSB Type-A×3、USB Type-C×1、HDMI×1、ギガビット対応有線LAN×1、ステレオミニ端子×1を搭載する。
このほか、Web会議向け機能として、AIの力で騒音などの環境ノイズだけを除去するAIノイズキャンセリング機能を搭載(内蔵マイク、内蔵スピーカーおよびステレオミニ端子での音声入出力に対応)。Webカメラは約92万画素で、ノイズ除去技術として「TNR」(Temporal Noise Reduction)を導入。「美肌効果機能」も搭載する。
本体サイズは約幅299.3×高さ17.7~19.6×奥行221.1mm (突起部含まず)、質量は約1.072kg (最軽量構成時)。カラーはブラックとブロンズの2色を用意する。
製品情報
https://store.vaio.com/shop/pages/s135g.aspx
https://biz.vaio.com/shop/pages/pg31.aspx
構成/立原尚子