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フォームをチェックするASICS RUNNING LABも登場!初心者でもアスリート向けの能力測定・分析を受けられる「ASICS RUN TOKYO MARUNOUCHI」がリニューアル

2023.09.02

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

アシックスジャパンは、丸の内エリアにランニングステーション、ストア、ラボを併設した「ASICS RUN TOKYO MARUNOUCHI(アシックスラン東京丸の内)」を、リニューアルオープンした。

4方向のカメラでフォームを徹底チェックする「ASICS RUNNING LAB」

「現在、アシックスが取り組んでいるのがランニングエコシステムの構築。従来はランニングイベントに参加するには、レースに登録、イベントに向けてトレーニングを行い、シューズを購入して当日に臨むというパターンでしたが、ランニングエコシステムは登録から大会前、大会後までケアする循環型のシステム。アプリを通じたトレーニングの記録、レースに向けた段階的なトレーニングを促すプログラムや、直営店や当社ECサイトで自身にあったシューズを見つけて購入することもできます。シリアスランナーの早く走りたいというパフォーマンスはもちろん、ファンランナーに対しても走ることが楽しくなるランニングライフの充実を目的としています」(アシックスジャパン 取締役DTC 統括部長 落知勇氏)

丸の内店はランニングエコシステムを体現できる店舗としてリニューアル。足の形や走り方の分析・診断、シューズやウエアの購入、日々のトレーニングのサポート、レース登録やレース後のケアといったランニングに関わる一連の流れをすべて「ASICS RUN TOKYO MARUNOUCHI」で完結できることを目指している。

シューズの購入では、「ASICS FOOT ID(3次元足形測定)」「ASICS RUNNING ANALYZER」を使って、足形計測、走り方を分析してそれぞれのランナーにあった商品選びをサポートする。

店内には200足以上のレンタルシューズも用意し、最新モデルを履いて店舗外で試すことも可能で、シャワーを備えたランニングステーションも併設している。店頭では毎日ランニングイベントも開催し、コーチと一緒に走り直接アドバイスを受けたり、ランナー同士のコミュニケーションでモチベーションを高めることもできる。

リニューアル後の大きな特長が、アシックスのスポーツ工学に関する知見と技術を生かした、ランニング能力を測定する「ASICS RUNNING LAB(アシックスランニングラボ)」の導入。

トップアスリート向けの能力測定・分析システムを、初心者を含めた一般ランナーでも気軽に受けられるもので、フォーム測定、AT測定(心肺機能測定)、双方を組み合わせた測定など様々なメニューがある。ASICS RUNNING CLUB COACHの小谷浩氏に、ラボの内容について解説してもらった。

1・カウンセリング

ラボは完全に独立したプライベートゾーンで、トレーナーと利用者が一対一で、より深いやり取りができるようになっている。

測定前のカウンセリングでは、ランニングの頻度や距離、その時点での目標、向上させたいランニング能力など詳しくヒアリングを行う。

2・測定

ランニングフォーム測定、全身持久力測定(AT測定)は4つのカメラを使い、トレッドミルを走行しながらランニング方法を測定していく。シューズやウエアはレンタルできるので手ぶらで来てもOKで、事前にストレッチ等の準備運動もできる。下記画像は小谷氏がランニングフォーム測定と全身持久力測定をセットで行っている様子。

「全身持久力測定の場合は、心拍数を測るセンサー、マスクを着けて、呼吸、酸素・二酸化炭素の割合を出してフルマラソンに関連の高い『AT』という心肺機能を測定します。フォーム測定のみの場合はマスクなしで走行して、15分前後ぐらいになることが多いです。

走るスピードも変えることができるので初心者ランナーも安心です。後半になると結構遅くなってしまいますが、いろいろな速度で測定しますので、自分のフォームの変化などもわかりやすいようになっています。

全身持久力測定は自身の行けるところまで走る形で、1分ごとに後半は速度が上がっていきますが、オールアウト(運動が継続できない状態)まで追い込まなくても、『AT』と呼ばれる指標で全身持久力を評価することができます。

マスクを着けて走っているときは話すことができないので、スピードが上がっても出ますか?と聞かれたときは、ハンドサインを出してOKかストップかを知らせます」(小谷氏)

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