眼鏡を支えるパーツのノーズパッド(鼻パッド)ですが、実は交換目安があるのと、定期的に調整した方がいいって知っていましたか?
最近眼鏡があまりフィットしないのには、ノーズパッドに原因があるかもしれませんよ。
目次
眼鏡のノーズパッドの交換目安は〝緑青(ろくしょう)が出た時〟と〝黄ばみや白濁など変色した時〟
眼鏡のノーズパッドの交換目安は、〝汚れや緑青が出てきた時〟と〝黄ばみ、白濁など変色した時〟です。これらの汚れはどのような原因で出てくるのでしょうか。
眼鏡のノーズパッドの〝緑青〟ってどんな汚れ?
緑青とは、サビの一種。金属や空気や水分、汚れなどと反応して発生します。
眼鏡のノーズパッドの〝黄ばみと白濁〟ってどんな汚れ?
特に夏場は強い日差しや汗の塩分に反応して変色が起こりやすくなり、ファンデーションの付着なども原因のひとつです。
眼鏡のノーズパッドにはどのような種類がある?
眼鏡のノーズパッドの形状は主に2種類。どのような形状があるのかご紹介します。
眼鏡のノーズパッドの種類(形状)①クリングスタイプ
フレームに接続したパーツ(クリングス)の先についており、ノーズパッドが独立しているタイプで、メタルフレームに多く見られます。
ノーズパッドはネジで留められているのが主流。ですが、JINS独自のネジを使っていない仕様もあります。
眼鏡のノーズパッドの種類(形状)②フレーム一体型
フレームとノーズパッドが一体になったタイプ。フレームの一部が盛り上がり、ノーズパッドの役目を果たしており、セルフレームに多く見られます。
眼鏡のノーズパッドは素材にも注目
ノーズパッドは形状だけではなく、素材にも特徴があります。その中でも、今回は眼鏡市場で主に取り扱っている代表的なノーズパッドの種類とその特徴をご説明します。
眼鏡のノーズパッドの種類①ハードパッド
一般的によく使われている硬質プラスチック素材で、透明度が高く、肌になじみやすく目立ちにくいです。シリコンに比べると劣化が起こりづらい、汚れがつきにくいといったメリットもあります。
眼鏡市場で無償提供している交換用パッドは大小2サイズ。顔のかたちや、使っているフレームに合わせて最適なものを提案してくれます。
眼鏡のノーズパッドの種類②シリコンパッド
柔らかくグリップ力のある素材で、汗をかいても滑りにくいのが特徴。肌当たりはソフトで透明度は高いですが、汚れが付着しやすいのでこまめな拭き取りがおすすめです。
眼鏡市場の無料交換サービスでは大中小3サイズが用意されています。顔やフレームに合ったサイズに交換可能です。
【参考】眼鏡市場|見た目もかけ心地も良好に!「鼻パッド」交換のすすめ
ノーズパッドは定期的に調整を
ノーズパッドは、鼻筋に沿ってフィットしているのがベストな状態。それは、ただ眼鏡の重量を支えるだけではなく〝触れる面積が大きくなる〟ことが大事だからです。
面で鼻に接していれば、ノーズパッドから鼻に眼鏡の重さが分散されて伝わります。ですが、ノーズパッドの中の一部分しかフィットしていなければ、そこに重量が集中し、不快感や疲れ、眼鏡跡などにつながってしまいます。また、ノーズパッドが曲がるなどして、目に対するレンズの位置がズレると、見えづらくなったり眼精疲労や頭痛の原因になったりということが起こることも。
なので、メガネの本来の力を発揮するためにも、定期的にノーズパッドのフィッティングを行うことをおすすめです。また、最近見え方が安定しないと悩まれている人は、販売店でのフィッテイングをすると良いでしょう。
一体型のノーズパッドは調整できないので注意する
一体型のノーズパッドは、曲がったり折れたりするリスクが少ないというメリットがあります。なので、今使っている一体型がどうにも合わない、あるいは過去にノーズパッドを調整してフィッティングが良くなった経験のある方は、一体型ではないものを使ったほうが良いかもしれません。
また、女性に多いまつげがあたってしまう悩みも、ノーズパッド一体型では調整ができないため、そのような悩みがある人は、独立型をおすすめです。
もしノーズパッドが取れたらどうする? 応急処置などはある??
もしノーズパッドが取れてしまったら、自分で無理に触らずそのまま販売店へと持って行きましょう。
ノーズパッドが取れただけなどであれば、店頭で交換取付可能なケースもあります。工具で直せるケースがあったり、難しいケースもあります。
交換になったとしても、フレームごと交換になるか、鼻あて部分だけの交換が可能かどうかは、そのフレームの作りや形状によって変わります。使っている眼鏡と同じフレームがあれば、レンズを新しいフレームに取り付けることで即時修理可能な場合もあります。
まずは無理に触らず、購入店に眼鏡を持って行って相談するのがおすすめです。
【参考】Zoff|メガネの鼻あてが痛い・壊れた・なんだか気になる…そんな時にはどうしたら?
※データは2023年8月上旬時点での編集部調べ。
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文/山田ナナ