30年以内に70%の確率で発生すると予測される首都直下地震をはじめ、日頃から地震の発生回数が多い日本では、常に災害への万全の備えが必要とされます。中でも防災グッズを一通り揃えておくことは、災害時の過ごし方に関わる非常に重要な準備です。しかし、家族構成や家庭の状況によっては人数分の防災グッズを揃えることで出費がかさんでしまい、家計への負担となる場合もあります。
【参考】地震災害|内閣府ホームページ
そこで今回は、100円ショップで購入できるおすすめの防災グッズ12選をご紹介したいと思います。
目次
- 1 100円ショップで購入できるおすすめの防災グッズ
- 2 100円ショップで購入できる防災グッズ「防災セット」
- 3 100円ショップで購入できる防災グッズ「ウォータータンク」
- 4 100円ショップで購入できる防災グッズ「LED懐中電灯・ライト」
- 5 100円ショップで購入できる防災グッズ「備蓄用ライト」
- 6 100円ショップで購入できる防災グッズ「保存食」
- 7 100円ショップで購入できる防災グッズ「寝袋」
- 8 100円ショップで購入できる防災グッズ「暑さ・寒さを和らげるアイテム」
- 9 100円ショップで購入できる防災グッズ「衛生用品」
- 10 100円ショップで購入できる防災グッズ「簡易トイレ」
- 11 災害に対する備えから災害時の行動まであらゆる情報が詰まった防災ブック「東京防災」
100円ショップで購入できるおすすめの防災グッズ
今回は国内で最も店舗数の多い100円ショップ、DAISOで取り扱っている防災商品をご紹介します。
※以下、110円以外の商品にのみ括弧内に価格を表記しています。また、パッケージのデザインが異なる場合があります
100円ショップで購入できる防災グッズ「防災セット」
災害時に備えておきたい防災グッズをひとまとめにした防災セットは、非常用袋に入れておくのはもちろん、コンパクトで外出時の持ち運びにもおすすめです。
必要最低限なものをコンパクトにまとめた『非常持ち出し4点セット』(550円)
マスク3枚、簡易トイレ3セット、アルミブランケット1枚、軍手1枚がコンパクトにまとまった非常用持ち出しセット。中にはメッシュ素材の4ポケットが設けられ、必要なものが取り出しやすい仕様となっています。
※店舗によって品揃えが異なり、在庫がない場合がございます。
(C)DAISO
【お問い合わせ先】ダイソー
100円ショップで購入できる防災グッズ「ウォータータンク」
非常時の備えとして、日頃からペットボトルの水などを多めに準備しておくことが大切です。また、近所の「災害時の給水拠点」がどこにあるのかもあらかじめ確認しておきましょう。給水拠点は各市区町村の水道局ホームページや、案内標識などで確認することができます。
【参考】覚えてください!お近くの災害時給水ステーション(給水拠点)(一覧)|東京都水道局
給水拠点で水をもらうには、ペットボトルやポリタンクなどの容器の各自持参をお願いしている場合がほとんどのため、各家庭に用意しておくと安心です。
人間に必要な水の量は1日3リットルが目安とされています。各ご家庭の家族構成などに合わせて、適した容量の容器を準備しておくことをおすすめします。
【参考】くみ置く際の留意事項 ポイント② 1人1日3リットル|東京都水道局
大容量20Lの『折りたたみウォータータンク』(550円)
20Lの大容量に取手とコック付きで、コップへの注水が簡単に行えるウォータータンク。折りたたみ式でコンパクトに収納でき、バンドを使ってスムーズに持ち運ぶことができます。
サイズ:28×28×32cm、バンド最長98cm、最短58cmm幅3cm、厚み1mm
※店舗によって品揃えが異なり、在庫がない場合がございます。
(C)DAISO
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DAISOでは他にも『吸水タンク15L』(税込¥330)、『折りたたみウォータータンク 10L』(税込¥330)、『非常用吸水バッグ 5L』、『緊急用吸水バッグ 3L』などの取り扱いがあります。
自立する『折りたたみポリタンク 約3.5L(コック付)』(440円)
屋内外で使用できる、携帯に便利な蛇腹折りのポリタンク。しっかりとした持ち手で運びやすく、蛇腹を展開すると自立するので設置した際に安定感があります。
サイズ:幅22.5cm×奥行き17cm×高さ10.5cm
※店舗によって品揃えが異なり、在庫がない場合がございます。
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100円ショップで購入できる防災グッズ「LED懐中電灯・ライト」
夜間の停電時には明るい光源が必要不可欠です。暗闇を照らすことで、足元にガラスや家具家電など危険なものが落ちていないか、避難先への道順は正確か、といったことを安全に確認することができます。
長時間使用可能なパワフル懐中電灯『3LED懐中電灯BIG』
連続使用目安時間約15時間の長時間使用に適した懐中電灯で、3つのLEDが搭載されています。比較的大きな懐中電灯のため、持ち運び用よりも非常用袋などに入れておくのに適しています。
サイズ:5.4×5.4×19cm
使用電池:単1形乾電池2本(別売)
※店舗によって品揃えが異なり、在庫がない場合がございます。
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小型で携帯しやすい『ランチャーライト』
懐中電灯よりも小さい手のひらサイズで、軽くて丈夫なアルミボディの『ランチャーライト』は、細かな豆電球の集まりにより強い光を発するライトです。小型ながら照射距離・範囲にも期待でき、なおかつ連続使用目安時間は約30時間。携帯用に1本持っておきたいライトです。
サイズ:2.5×2.5×8.8cm
使用電池:単4形乾電池3本(別売)
※店舗によって品揃えが異なり、在庫がない場合がございます。
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100円ショップで購入できる防災グッズ「備蓄用ライト」
災害時に明かりが必要になった時、ろうそくや電池式懐中電灯やライトを使用するという手段もありますが、状況によっては火を使うのが危険だったり、ライトの電池が切れていたりするかもしれません。そんな時に備えておきたいのが、火も電気も使わずに24時間発光する備蓄用ライトです。
火・電気不要の備蓄用ライト『災害備蓄用ライト 24時間』
火や電気を使用せずに、折り曲げるだけで24時間発光する備蓄用ライト。水中使用可能で発熱もせず、吊り下げ用フックも付いています。明るさ自体は強くはありませんが、少しの明るさでもあるのとないのとでは心理的な負担も変化するため、急な停電時に備えて一本用意しておくと安心です。
サイズ:1.5×1.5×18cm
※店舗によって品揃えが異なり、在庫がない場合がございます。
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100円ショップで購入できる防災グッズ「保存食」
どのような食料を備蓄しておくのかは各家庭の環境によりさまざまですが、調理をする必要がなく、なおかつ常温で長期保存できるレトルト食品や、乾麺、缶詰、栄養補助食品、菓子類などが備蓄食料には適しています。備蓄食料は最低3日分〜1週間分、水については一人当たり1日3リットルを目安に備えておきましょう。
【参考】自然災害への備えは万全ですか?チェックしてみよう!|内閣府ホームページ
また、停電時は普段通りに調理家電を作動させることができません。特に、多くの方が主食としているご飯が炊けなくなるのは食料備蓄量によっては非常に不安になるかと思います。そんな時に備えて、電気を使わない炊飯手段を用意しておくと安心です。
お湯に入れるだけでご飯が炊ける『炊飯袋(10枚入)』
『炊飯袋』があれば、停電時でもガスコンロやカセットコンロを使用して炊き立てのご飯を作ることができます。お米を入れた炊飯袋を沸騰するお湯に入れ、30~40分ほどかけて湯炊きと蒸らしをすれば、ご飯が炊きあがります。土鍋よりも軽く嵩張らず、持ち運びしやすい点もおすすめです。
サイズ:15×0.04×11cm
※店舗によって品揃えが異なり、在庫がない場合がございます。
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100円ショップで購入できる防災グッズ「寝袋」
避難先での就寝時や停電により暖が取れない場合に、寝袋やブランケットがあることで底冷えを防いだり寒さを和らげたりすることができます。
『すっぽり体がおさまる寝袋シュラフ(封筒型)』 (1100円)
頭部を外に出す封筒型で、特に女性や子どもであれば体がすっぽり収まるサイズ感の寝袋です。ファスナー全開で広げることで、布団のように使用することもできます。素材はポリエステル地で使用温度が15℃以上となっているため、真冬の寒さを凌ぐには布団と組み合わせるなどの工夫が必要かもしれません。
サイズ:本体:74×180×3cm、袋:27×41×1cm、把手(紐)丸紐:伸長68cm 収納時53cm 直径8mm、約900g
材質:ポリエステル100%
使用温度:15℃〜
※店舗によって品揃えが異なり、在庫がない場合がございます。
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100円ショップで購入できる防災グッズ「暑さ・寒さを和らげるアイテム」
非常事態はいつ起こるか予測がつきません。停電が起こった日が真夏あるいは真冬であれば、冷暖房が付かない場所で厳しい暑さや寒さに晒される可能性があります。そんな時には少しでも快適に過ごすために、暑さや寒さを和らげてくれるアイテムを活用したいです。
温度変化や天候から身を守る『緊急簡易ブランケット』
保温・防水・防風により天候や気温の変化から身を守ってくれる、アルミ蒸着PETフィルムでできた簡易型ブランケットです。火の元が近くにある場合は離れて使用してください。
サイズ:210×140cm
※店舗によって品揃えが異なり、在庫がない場合がございます。
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100円ショップで購入できる防災グッズ「衛生用品」
断水時には水を大量に使用できないため、自由に入浴することや衣類を洗濯することが難しくなります。体を清潔に保ち気分をさっぱりとさせるためにも、からだを拭くタオルを用意しておくと安心です。
水なしで使える『手袋型ハンディからだふき』
洗い流し拭き取り不要、水なしで使えるハンディからだふきは、袋から出して手にはめるだけで直ぐにからだを拭くことができます。手袋は2層になっており、しっかりと拭くことができ、両面使いも可能です。
サイズ:25×0.04×25cm
内容量:2枚入
材質成分:水、PG、塩化ベンザルコニウム、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、香料、本体:レーヨン、本体:ポリプロピレン
※店舗によって品揃えが異なり、在庫がない場合がございます。
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水なしで使える『手袋型ハンディシャンプー』
水分を含んだ手袋を手にはめて拭くことで、頭皮までしっかり拭けるハンディシャンプー。洗い流し拭き取り不要で気軽に使用でき、メントール配合による清涼感もあります。
サイズ:25×0.04×25cm
内容量:2枚入
材質成分:水、PG、メントール、安息香酸Na、クエン酸、クエン酸Na、ラウリルトリモニウムクロリド、ポリアミノプロピルビグアニド
※店舗によって品揃えが異なり、在庫がない場合がございます。
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100円ショップで購入できる防災グッズ「簡易トイレ」
災害時には、断水や下水配管の損傷等により自宅の水洗トイレが使用できなくなる可能性があります。災害時用のトイレは、一人当たり35回分(7日分)の準備をしておくことが推奨されています。
必ず備えておきたい緊急簡易トイレ『緊急簡易トイレ 1回分』
凝固剤と消臭剤により水がなくてもトイレができる『緊急簡易トイレ』。断水時に洋式トイレなどにかぶせて使用することを想定しているため、携帯用というよりは家庭用の非常用袋に備蓄しておくのに向いています。
商品サイズ:9.8cm×16.7cm×1cm
内容量:1個入
※店舗によって品揃えが異なり、在庫がない場合がございます。
(C)DAISO
【お問い合わせ先】ダイソー
外出時の備えに。防災グッズをひとまとめにした 「防災ボトル」を作ろう
昨年「警視庁警備部災害対策課」のSNS投稿でも話題になった「防災ボトル」は、外出時に持ち運びできる非常時の備えとして、500mlのウォーターボトルに防災グッズひとまとめにしたものです。警視庁の投稿を例に取ると、「防災ボトル」の中にはホイッスル、圧縮タオル、エチケット袋、ミニライト、ビニール袋、常備薬、ばんそうこう、アルコール消毒綿、ようかん、現金の10点が収納されていました。
また、透明のウォーターボトルを使用した「防災ボトル」は中身が一目で分かるため、必要なものを取り出しやすくなっています。非常時に「あったらいいな」と思うものをまとめておくと安心です。
【参考】警視庁警備部災害対策課|X
災害に対する備えから災害時の行動まであらゆる情報が詰まった防災ブック「東京防災」
東京都防災ホームページでは「東京防災」の日本語版、多言語版、音声版テキストデータ、大活字版等の内容を閲覧できます。「東京防災」は首都直下地震等の災害に対する備えとして作成された東京仕様の防災ブックという立ち位置ではありますが、災害に対する備えから災害時の行動まであらゆる情報がわかりやすくまとまっているため、ぜひご参考にしてください。
【参考】東京防災|東京都防災ホームページ
◾️性別、年代、家族構成別に備蓄しておきたい品目をリスト化してくれる「東京備蓄ナビ」
※データは2023年8月下旬時点での編集部調べ。
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文/サヨサモコ