NTTドコモは、お金の役割を親子で学べる金融教育アプリ「comottoウォレット」の提供を開始した。
「comottoウォレット」は、親子で毎日触って楽しみながら、お金がより身近になることをめざして開発した金融教育アプリ。「子どもにお金の有限性やより良い使い方を学ばせたくても、どのように教えたらよいかわからない」という保護者の課題に着目したもので、家庭内における、お金を「かせぐ・ためる・つかう」体験を通して、親子でお金の基本的な役割や使い方を学ぶことができる。
提供される主な機能は、「かせぐ(やること機能)」「ためる(ほしいもの機能)」「つかう(おさいふ機能)」の3つで、「かせぐ(やること機能)」では、お手伝いや家庭内のルールなど親子で「やること」を設定できるほか、「やること」に応じて金額を設定することが可能。
「やること」が完了したら子どもから保護者へアプリ内で報告し、それを保護者が「確認」することで、アプリ内のおさいふに設定した金額が増えていくという仕組みで、子どもが進んでお手伝いしたくなるきっかけをつくりながら、お金をもらうことの意味を考える機会を提供する。
「ためる(ほしいもの機能)」では、子どものほしいものを設定し、その金額に対してどこまでお金がたまっているかゲージで簡単に確認することができる。これにより、ものには値段があることを理解しながら、目標に向かって計画的にお金をためる力を育む。
「つかう(おさいふ機能)」では、アプリ内の子ども自身のおさいふで、たまったお金をいつでも確認することが可能で、使いたい金額を家族に相談し、アプリのおさいふから計画的にお金を引き出すという体験を通して、自分なりに考えてお金を使う力が身に付くことが期待できる。
また、子どもがひとりでも使いやすいように、大きなイラストアイコンや数字を中心とした直感的なデザインを採用。さらに、操作に応じてキャラクターやイラストがアニメーションで動き、賑やかな雰囲気を演出する。
利用料金は無料で、対象機種はAndroid 10.0 以上、iOS 15.0 以上、iPad OS 15.0 以上のスマートフォン・タブレット。主に6 歳から10 歳までの子どもとその保護者を対象としているが、App Store(iOS)または Google Play ストア(Andoroid)よりアプリをダウンロードし、「d アカウント」でログインすることで誰でも利用することができる。なお、アプリ上に数字を記録することでお金の管理に関する体験ができるものであり、アプリ上で実際の金銭のやりとりは発生しない。
関連情報
https://comotto.docomo.ne.jp/okane/comotto-wallet/index.html
構成/立原尚子