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ロールス・ロイスがコーチビルド・ドロップテイルの第1弾「ラ・ローズ・ノワール」を発表

2023.08.29

ロールス・ロイス・モーター・カーズは、「ラ・ローズ・ノワール(La Rose Noire)」と命名された、同ブランドの4つの個性的なドロップテイル・コミッションの内の第1弾となるモデルを発表した。

この特別なモデルは、カリフォルニア州ペブルビーチ近郊で開催されたプライベート・イベントにおいて、依頼主にお披露目された。この製品には、最高位の鑑識眼とラグジュアリーを実証し、世界を舞台に活躍する依頼主である一族が大切にしてきた経験、重要なモーメント、芸術品が凝縮されている。実際、コーチビルドのデザイナーたちは、一家の自宅や自動車、ファッション・アイコンなどの著名なコレクションにおける、繊細かつ情報に基づいたキュレーションの手腕について、それ自体がアートのようであると評している。

同モデルは、フランスを原産とし、依頼主の母親が愛したベルベットのような濃厚な花、ブラック・バッカラ・ローズの魅力にインスピレーションを受けている。その濃いザクロ色の花弁は、日陰では黒に近い色合いに見えるが、直射日光を浴びると暗い表面に真珠のような光沢のある赤いきらめきが現れる。

その主要なパレットは、次の2色から構成されている。最初の赤い色合いは、オーナーがこのコミッションに込めたいと願ったロマンスを表す「トゥルー・ラブ(True Love)」と名付けられた。ダークな色調は「ミステリー(Mystery)」と名付けられ、異なる角度から見ると色が変化するように見えるバラの神秘性から着想を得ている。実際に、依頼のプロセスを通じてオーナーを魅了したのは、真実の愛と探求、そして旅の神秘のエッセンスだった。

エクステリアのコーチワークは、艶やかで複雑なトゥルー・ラブ・レッドで仕上げられ、ブラック・バッカラ・ローズのように、ながめる視点によって色の変化を楽しむことができる。この豊かなバリエーションを実現するために、表面仕上げの専門チームは全く新しい工程を開発し、150回もの入念な繰り返しを経て塗装を完成させた。非公開のカラーを使ったベースコートの上に5層のクリアラッカーが重ねられ、各層には異なるトーンのレッドがブレンドされた。

デュオトーンのテーマは、同モデルのブライトワークにも適用されている。液状であるため、ハイドロシェードと名付けられたこのダーク・フィニッシュは、本プロジェクトのために特別に開発。これらのピースに施されるのは塗装ではない。クロムメッキ工程では特定のクロム電解質が導入され、クモの巣状の絹糸一本とほぼ同じ幅であるわずか1ミクロンの厚さの層として、それぞれのステンレス鋼基板の上は共皮膜で覆われている。暗色でありながら反射性のあるその仕上げ方法は、インテリア全体に施された厳選メタル・ディテールにも使われ、その一つひとつが手作業で精密に研磨された、光沢のある仕上げとなっている。

取り外し可能なハード・トップは、ドロップテイルに2つの異なる個性を与えるためにデザインされた。ルーフを開いた状態のドロップテイルは、しなやかなオープントップのロードスター。ルーフを取り付けると、圧倒的でドラマチックなクーペとなる。非常に低く設定されたラ・ローズ・ノワールの専用ルーフは、高速走行を実現する長めのレーキ角によってさらに誇張され、その自信に満ちた魅惑的な個性を支えている。その背後には、ロールス・ロイスにとって初となる、車名を記したインゴットが配置されている。この完全なビスポークのルーフには 、エレクトロクロミック・ガラスも採用され、ボタンを押すだけで瞬時に半透明に近い色合いに変化し、搭乗者を上空の世界へと誘う。

依頼主が持つディテールへの情熱は、ラ・ローズ・ノワール・ドロップテイルのパンテオン・グリル・ベーンにも表現されている。トゥルー・ラブのペイントは手作業でベーンの裏面に施され、控えめな装飾アクセントとして間接的な反射が発生した場合にのみ可視化される、上品なディテールといえる。

このさりげない華やかさは 、入り組んだフロント・エア・インテークの下部にもみられる。この非常に詳細なパーツは、デジタルで設計した後に軽量複合材を用いて3Dプリントされたもので、手作業の研磨とトゥルー・ラブのカラーでハンドペイントを施した202個のステンレス製インゴットを組み込んでいる。

さらに、エクステリアの重要な要素のひとつは、ダーク・ミステリー塗装仕上げが印象的なアルミホイール処理となる。花そのもののように、その仕上げは遠方からは黒く見えるが、じっくり見ると、陽の光に照らされたダークレッドの下地がきらめく様子が見て取れる。ミステリー・ペイントをリムの表面全体に施した後に、高精度のダイヤモンド・フライス加工によってペイント部分を取り除き、露出したベース合金素材のアクセントを研磨している。この処理は、ホイールの方向性と22インチという大胆なサイズを強調し、このドロップテイルの圧倒的な個性を示している。

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