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AIを使った製品やサービスに期待感を寄せる日本人は半数以上、北米やEUを上回る

2023.08.28

日本は先進国の中でもAIに対してポジティブな印象を持つ人が多い

世界最大規模の世論調査会社であるイプソスは、世界31か国2万2816人を対象に、「AI(人口知能)に対する意識調査」を実施。結果をグラフにまとめて発表した。

「AI を使った製品やサービスには短所より⾧所が多い」「AI を使った製品やサービスにはワクワクさせられる」それぞれの設問に、「そう思う」と回答した日本人の割合は52%、51%。アメリカやEU 加盟国の数値と比較すると、AI に対する期待値が大きいことがわかる。

「AI を使った製品やサービスは、今後3~5年の自分の日常生活を大きく変えるだろう」という設問に「そう思う(大いに/ある程度)」と答えた割合

「AI を使った製品やサービスは、今後3~5 年の自分の日常生活を大きく変えるだろう」という設問に、「そう思う(大いに/ある程度)」と答えた日本人は65%だった。過半数が自身の生活になんらかの影響があると予測していることがわかる。またこの回答は、主要先進7か国の中で最も高い数値でもある。

AI使用が増えることによって自分の仕事が「良くなる」と回答した日本人は31か国中最下位の19%

AI の使用が増えることで、「仕事」や「健康」が「良くなる(非常に/やや)」と回答した日本人は仕事19%、健康16%だった。この結果は、ともに31か国中最下位だが、前述までのAI への期待感や変化の可能性を鑑みると、「良い変化が期待できない」というよりもAI がどのように自身の生活に影響するのかを具体的にイメージができていない状態なのでは、と推測できる。

調査結果まとめ

イプソス株式会社代表取締役社⾧ 内田俊一氏

現在、AI(人工知能)の急速な進化と普及に伴い、世界各国でAI 規制に関する議論が活発化しています。特に、欧州連合(EU)が世界初の包括的なAI 規制法案を採択し、アメリカでも大統領令による規制を検討するなど、AI 規制への取り組みが広がっています。

日本は、有識者でつくる『AI 戦略会議』を5月より実施し、主要7か国(G7)が年内にまとめるAI の国際ルールに向けた日本提案を取りまとめています。

今回の調査では、日本人のAI への期待感が明らかになる一方でAI が個々の生活や社会におよぼす具体的な影響までは、まだイメージできていないこともわかりました。AI 技術は医療や交通、製造業など多岐にわたる領域で利用が進んでいますが、その具体的な利点やリスクについての情報がまだまだ不足している状況であろうことが考えられます。

今後も継続的に調査を行い、現在の漠然としたワクワク感が、どのように変化していくのかをまたお知らせします。

調査概要
調査方法/イプソス グローバルアドバイザー調査プラットフォーム
IndiaBus プラットフォームを使用したオンライン調査
調査対象/世界31か国 2万2816 人
インドの18 歳以上、カナダ、アイルランド、マレーシア、ニュージーランド、南アフリカ、トルコ、米国の18~74 歳、タイの20~74 歳、インドネシア、シンガポールの21~74 歳、その他20か国の16~74 歳
調査実施日/2023年5月26日~6月9日
調査機関/イプソス

関連情報
https://www.ipsos.com/ja-jp/global-ai-survey-august-2023

構成/清水眞希

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