長らく続いたコロナ禍がひと段落したことを受け、勤務スタイルがテレワークから出社へ回帰する企業が増えている。
出社の機会が増える中、通勤ラッシュの辛さを感じている人も多いはず。満員電車のストレスを減らすには、都心から少し離れても比較的家賃が安く、座ったままで通勤できる可能性のある「始発駅」に住むという選択肢がある。
そこで不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」はこのほど、「新宿(西武新宿を含む)」「東京」「渋谷」「池袋」で勤務する人に向けて、それぞれの駅まで1時間以内で行ける始発駅を家賃相場順にランキング化した「家賃が安い始発駅ランキング」を発表した。
なお、ここでの「始発駅」とは、目的の駅まで乗り換えなし・乗車時間1時間以内・始発電車が平日午前9時までに5本以上ある駅と定義する。
新宿通勤者向け(西武新宿含む)
新宿通勤者向けは、1位「高尾」(50,000円)、2位「唐木田」(51,000円)、3位「拝島」(51,500円)、4位「高幡不動」(55,500円)と、上位に5万円台で住める都内の駅がランクイン。1位の「高尾」は、新宿まで約50分で行くことができる。高尾は多くの観光客が訪れる高尾山近くの駅としても知られるが、駅近くに49,000㎡の大型ショッピングセンター「イーアス高尾」があり、自然豊かな環境でありながら利便性も整っている。
そのほか、2022年に国土交通省が発表した「鉄道混雑率ランキング」で2位の埼京線から、5位「指扇」(56,000円)、7位「川越」(60,000円)がランクイン。通勤ラッシュの混雑で知られる埼京線沿線でも、始発駅であれば座って通勤できるかもしれない。