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白髪が黒髪に戻る!?ホーユーが研究に力を入れている聖なるハーブ「ヤーバサンタ」の白髪改善効果

2023.08.28

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

17年前から白髪改善の研究に取り組んでいる「ホーユー」が、ハーブの一種である「ヤーバサンタ」による白髪改善・予防研究の成果について、8月23日より研究活動成果をWEBサイトにて公開した。

公開に伴い、研究に携わったホーユー 総合研究所 先端技術研究室の伊藤健氏、白髪のメカニズムを解明し白髪の改善や予防の可能性について研究をしている、岐阜大学大学院 医学系研究科 再生機能医学分野講師の青木仁美氏らによる発表会が開催された。

黒髪、白髪になるメカニズムとは

毛髪がつくられる毛球部には、毛髪を作り出す毛母細胞(ケラチノサイト)と、メラニンを産生する色素細胞(メラノサイト)という2種の細胞が存在する。色素細胞は皮膚や髪、目などに存在して色素を作る細胞で、目の光彩や髪に色素を供給して目や髪色を決める。

毛髪がつくられる過程で色素細胞が産生したメラニンを毛母細胞に受け渡すことで毛髪に色がつく。黒髪になるには色素細胞と、バルジ領域にある色素細胞を生み出す色素幹細胞が重要で、これら2種の細胞が正常に機能しなくなり、メラニンが産生されなくなると白髪になる。

「現在の白髪研究では、色素幹細胞や毛包幹細胞といった幹細胞が注目され、白髪の予防や改善ではこれらの幹細胞をどう維持するかが重要であると考えられています。

白髪の要因として、遺伝的要因、外界からのダメージ、内的要因のストレスが挙げられます。内的要因のひとつであるストレスに関しては未解明な部分が多かったのですが、最新の研究で、ストレスによりノルアドレナリンという神経伝達物質が放出されると、色素幹細胞が過剰に活性化され、色素細胞へ分化し枯渇して白髪になることが報告されました。

長年未解明であったストレスと白髪の関係が科学的に証明されたことになり、白髪のメカニズムは細胞レベルや分子レベルで原因がわかりつつあります。

白髪予防としては特定のシグナルの供給が有効であることが報告されていますが、こうした報告は遺伝子治療のように遺伝的な操作を伴っており、実用化できる改善方法ではありません。またこれらは、個々の遺伝子に注目した研究成果であるため、多くの人に有効と思われる白髪の予防法や、白髪の抑制に有効な因子は見つかっていないというのが現状です」(青木氏)

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