現在、様々なシーンで活用され、各種ビジネスの効率化をもたらしている生成AI。では、マーケティング施策においては、どれくらい導入が進んでいるのだろうか?
アドビはこのほど、「2023マーケティング実態調査」を実施し、その結果を発表した。
本調査は、国内企業のマーケティングにおける生成AI導入の現状や、コロナ規制緩和後のマーケティング施策の変化を明らかにすることを目的に、アドビの顧客体験管理ソリューション「Adobe Experience Cloud」を導入している国内企業のユーザーを含む経営層やマーケターを対象に実施したものだ。
マーケティング施策に生成AIを活用している企業は17%
生成AIの利用傾向は、調査回答者の17%が活用していると回答し(すでに活用している4%、試験的に一部で活用している13%)、活用に向けて社内で議論を進めている(12%)も合わせると約3割(30%)が積極的に採用に取り組んでいることがわかった。
アドビユーザーの回答者は非ユーザーと比較して、生成AIを活用しているとの回答が5ポイント高い割合(22%)でより積極的に生成AIの活用に取り組んでいることが判明した。また、興味はあるが具体的な議論には至っていないと回答した人は全体で35%に上り、今後、マーケティングに生成AIを活用する企業が増える傾向を示している。